肝膿瘍の治療期間はどのくらいですか?
細菌性肝膿瘍の治療期間は4~6週間、アメーバ性肝膿瘍の治療期間は7~10日であるとされています。
細菌性肝膿瘍の治療期間は4~6週間、アメーバ性肝膿瘍の治療期間は7~10日であるとされています。
肝膿瘍は、細菌や寄生虫が肝臓で増殖し、膿の塊をつくる病気であり、細菌が原因となって発症するものを細菌性肝膿瘍、アメーバという寄生虫が原因で発症するものをアメーバ性肝膿瘍と分類します。
細菌性肝膿瘍とアメーバ性肝膿瘍の治療薬と治療期間は異なります。
細菌性肝膿瘍は、原因となる細菌に応じた抗菌薬による治療が行われ、通常は4~6週間、薬を服用します。
アメーバ性肝膿瘍は、主にメトロニダゾールよる治療が行われ、通常は7~10日で治療が終了します。
これらの薬物による治療で十分な効果が得られない場合や、膿瘍が大きく破裂のリスクが高い場合などには、膿を直接吸い出す治療や手術が行われることもあります。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肝膿瘍
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「肝膿瘍」とはどのような病気ですか?
肝膿瘍とは、肝臓に膿瘍ができた状態のことです。
肝膿瘍になったときの寿命や死亡率はどのくらいですか?
死亡率は2~12%程度といわれています。
高齢者の肝膿瘍にはどのような特徴がありますか?
もともとの病気や体力の低下のため、重症化しやすい場合があります。
肝膿瘍はどのような人がなりやすいですか?
糖尿病や悪性腫瘍で治療中の方はなりやすい病気です。
肝膿瘍の原因や考えられる症状には何がありますか?
細菌やアメーバが肝臓の中に侵入し増殖することが原因です。発熱や上腹部の痛みなどの症状がみられます。
肝膿瘍には初期症状はありますか?
発熱や上腹部の痛みがみられます。
肝膿瘍のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
肝膿瘍が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、医療機関を受診する目安はありますか?
腹痛と発熱がある場合は消化器内科を受診しましょう。
肝膿瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
主に薬の点滴や内服によって治療します。膿のドレナージを行う場合もあります。
肝膿瘍での入院日数はどのくらいですか?
2~3週間といわれています。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。