肝膿瘍の治療期間はどのくらいですか?
細菌性肝膿瘍の治療期間は4~6週間、アメーバ性肝膿瘍の治療期間は7~10日であるとされています。
細菌性肝膿瘍の治療期間は4~6週間、アメーバ性肝膿瘍の治療期間は7~10日であるとされています。
肝膿瘍は、細菌や寄生虫が肝臓で増殖し、膿の塊をつくる病気であり、細菌が原因となって発症するものを細菌性肝膿瘍、アメーバという寄生虫が原因で発症するものをアメーバ性肝膿瘍と分類します。
細菌性肝膿瘍とアメーバ性肝膿瘍の治療薬と治療期間は異なります。
細菌性肝膿瘍は、原因となる細菌に応じた抗菌薬による治療が行われ、通常は4~6週間、薬を服用します。
アメーバ性肝膿瘍は、主にメトロニダゾールよる治療が行われ、通常は7~10日で治療が終了します。
これらの薬物による治療で十分な効果が得られない場合や、膿瘍が大きく破裂のリスクが高い場合などには、膿を直接吸い出す治療や手術が行われることもあります。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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