肝膿瘍ではどのような検査を行いますか?造影CTでわかりますか?
超音波検査や造影CT検査、膿瘍穿刺、膿培養、血液培養などが行われます。
肝膿瘍が疑われる場合、超音波検査や造影CT検査、膿瘍穿刺および培養、血液培養などが行われます。
具体的な検査の特徴について以下で説明します。
- 超音波検査:
痛みや放射線の被ばくがない検査で、まずはじめに行われることが多いです。
- 造影CT検査:
造影剤を注射し、CT撮影をする検査です。通常のCTよりも血管の分布がわかりやすくなり、病気が見つけやすい検査です。放射線の被ばくはありますが、超音波検査では発見できない病変を見つけられる可能性があります。
- 膿瘍穿刺、培養:
肝臓にできた膿瘍に針を刺し、中身の膿を取り出し、培養することで原因となる微生物を特定する検査です。
- 血液培養:
採血し、血液の中にいる微生物を培養することで、原因となる微生物を特定する検査です。
これらの検査には副作用があるものや、特定の患者さんは受けることができないものがあります。検査にあたっては、主治医の説明を十分に確認するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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