肝膿瘍ではどのような検査を行いますか?造影CTでわかりますか?
超音波検査や造影CT検査、膿瘍穿刺、膿培養、血液培養などが行われます。
肝膿瘍が疑われる場合、超音波検査や造影CT検査、膿瘍穿刺および培養、血液培養などが行われます。
具体的な検査の特徴について以下で説明します。
- 超音波検査:
痛みや放射線の被ばくがない検査で、まずはじめに行われることが多いです。
- 造影CT検査:
造影剤を注射し、CT撮影をする検査です。通常のCTよりも血管の分布がわかりやすくなり、病気が見つけやすい検査です。放射線の被ばくはありますが、超音波検査では発見できない病変を見つけられる可能性があります。
- 膿瘍穿刺、培養:
肝臓にできた膿瘍に針を刺し、中身の膿を取り出し、培養することで原因となる微生物を特定する検査です。
- 血液培養:
採血し、血液の中にいる微生物を培養することで、原因となる微生物を特定する検査です。
これらの検査には副作用があるものや、特定の患者さんは受けることができないものがあります。検査にあたっては、主治医の説明を十分に確認するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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「肝膿瘍」とはどのような病気ですか?
肝膿瘍とは、肝臓に膿瘍ができた状態のことです。
肝膿瘍になったときの寿命や死亡率はどのくらいですか?
死亡率は2~12%程度といわれています。
高齢者の肝膿瘍にはどのような特徴がありますか?
もともとの病気や体力の低下のため、重症化しやすい場合があります。
肝膿瘍はどのような人がなりやすいですか?
糖尿病や悪性腫瘍で治療中の方はなりやすい病気です。
肝膿瘍の原因や考えられる症状には何がありますか?
細菌やアメーバが肝臓の中に侵入し増殖することが原因です。発熱や上腹部の痛みなどの症状がみられます。
肝膿瘍には初期症状はありますか?
発熱や上腹部の痛みがみられます。
肝膿瘍のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
肝膿瘍が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、医療機関を受診する目安はありますか?
腹痛と発熱がある場合は消化器内科を受診しましょう。
肝膿瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
主に薬の点滴や内服によって治療します。膿のドレナージを行う場合もあります。
肝膿瘍での入院日数はどのくらいですか?
2~3週間といわれています。
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