ProGRPはどのくらいの数値から治療が必要になりますか?
治療の要否はProGRPのみでは判断されません。他の検査と組み合わせて判断されます。
腫瘍マーカーであるProGRPは、治療の要否の判断のために単独では使用されません。あくまで、診断や治療効果のモニタリングの補助の目的で用いられ、診断や治療の要否などの判断を行う場合は、その他検査も併せて医師が総合的に判断します。
ProGRPの値が高値(陽性)だからといって必ずしもがんがあるわけではありませんし、逆に基準値範囲内(陰性)だからといってがんがないと言い切れるものではありません。
人間ドックなどの検査でProGRPの異常を指摘された場合、肺がん(なかでも小細胞肺がん)の可能性があります。呼吸器内科もしくは呼吸器外科を受診してください。
また、ProGRPの基準値は、検体の種類や測定条件などにより異なります。そのため、検査を実施した施設や医療機関にご確認ください。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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