遅発性ジスキネジアの治療法に悩んでおり、ジスバルが効かず、ボトックスも避けたいです。他に有効な治療法はないのでしょうか?
匿名さんの相談
20代 / 女性
こちらの回答は、相談日時点の情報です。最新の情報は公開日が新しいQ&Aか、ご自身ででご相談いただくことでご確認いただけます。
この相談に回答した医師
ユビー医師チーム
遅発性ジスキネジアでお悩みのこと、大変お辛いことと思います。ジスバルを服用しても症状が改善しないとのこと、またボトックス注射も避けたいというお気持ち、よく理解いたしました。
遅発性ジスキネジアは、長期間の薬物治療(特に抗精神病薬など)によって引き起こされることが多い運動障害です。症状としては、自分の意思に反して体が動くことが特徴で、これが日常生活に大きな影響を与えることがあります。遅発性ジスキネジアは治療薬で治療しても非常に難治性であることが知られています。
遅発性ジスキネジアの治療について
ジスバル(バルベナジン)は、遅発性ジスキネジアの治療に用いられる薬ですが、全ての患者さんに効果があるわけではありません。また、過剰に服用すると体が動かしづらくなる副作用もあります。治療が一年以上続いても改善が見られない場合、他の治療法を検討することが重要です。
他の治療法としては、以下のようなものがあります:
1. 薬物療法の見直し:他の薬物(例えば、クロナゼパム、テトラベナジンなど)を試すことが考えられます。しかし、これらの薬剤はジスバル以前に使用されていた薬剤で有効性については個人差があります。これらについては主治医とよく相談してください。
2. 原因となる薬剤の中止:特定の薬剤が原因で遅発性ジスキネジアします。もし原因薬剤が中止されていない場合は主治医に相談し中止を検討して下さい。
3. 非薬物療法:理学療法や作業療法、リラクゼーション技術などが症状の軽減に役立つことがあります。
4. ボトックス注射:ボトックスは筋肉の過剰な動きを抑える効果がありますが、注射を避けたいお気持ちも理解できます。ボトックス注射は3-6ヶ月程度効果が持続します。主治医とリスクとベネフィットをよく話し合ってください。
症状が悪化している場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、早めに主治医に相談することが重要です。
まとめ
遅発性ジスキネジアの治療には、ジスバル以外にも様々な方法があります。薬物療法の見直しや非薬物療法、ボトックス注射などが考えられます。症状が悪化している場合は、早めに主治医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。お近くの神経内科や精神科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
どうぞお大事になさってください。
公開日:
相談日:
お探しの情報は、見つかりましたか?
さまざまな病気のQ&Aを掲載していますので
ほかのページもみていただくと
お探しの情報が見つかるかもしれません
こちらの回答は、相談日時点の情報です。最新の情報は公開日が新しいQ&Aか、ご自身ででご相談いただくことでご確認いただけます。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ