冠攣縮性狭心症の可能性と胸痛・動悸の対処法について教えてください。
60代・男性のご相談
冠攣縮性狭心症について心配されているとのこと、よく理解できます。長い間、逆流性食道炎の治療を続けてこられた中で、最近では運動中に動悸を感じたり、安静時に軽い胸の痛みや脈が飛ぶような感覚があったりして、いろいろな診療科を受診されたのですね。これまでの検査では、循環器に大きな問題は見つかっていないようですが、ブルガダ波形については引き続き注意が必要とのことです。
ご自身で調べた結果、冠攣縮性狭心症の可能性を気にされているのですね。以下に、この病気について簡単に説明します。
冠攣縮性狭心症について
冠攣縮性狭心症は、心臓の血管が一時的にけいれんして狭くなることで、胸の痛みや圧迫感が出る病気です。特に、安静にしているときや夜間、早朝、季節の変わり目に症状が出やすいのが特徴です。運動中にはあまり症状が出ないことが多いです。また、喫煙や飲酒が関係していることもあります。ニトログリセリンなどの薬が効くことが多いです。確定診断には、心臓カテーテル検査が必要です。
現時点での対応
- 症状の経過観察:現在の胸の痛みや動悸、脈が飛ぶ感覚が、どんな状況でどのくらいの強さで起こるのかを記録しながら観察してみましょう。
- 冠攣縮性狭心症の可能性について:可能性がまったくないわけではありませんが、今のところは強く疑う所見は少ないかもしれません。それでも症状が続くようなら、循環器の先生に相談し、必要に応じて追加の検査を考えてもらうとよいでしょう。
- セカンドオピニオン:循環器の問題で不安がある場合は、他の医師の意見を聞くのもよい方法です。
まとめ
胸の痛みや動悸、脈が飛ぶ感覚の原因は、今のところはっきりとはわかりませんが、いくつかの可能性を考えながら、心療内科や胃腸科、循環器の先生と連携して、適切な治療や経過観察を続けることが大切です。セカンドオピニオンを求めることもよい方法です。不安なことや疑問があれば、遠慮せずに医師に相談し、納得できるまで説明を受けてくださいね。あなたの健康を心から応援しています。
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