閉塞性動脈硬化症と診断されています。今後の見立てと治療方針について相談させてください。
70代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。閉塞性動脈硬化症と診断され、シロスタゾールを服用されているとのことですね。数年経っても治療方針が変わらず、しびれもあるため、今後のことがご不安なのですね。
まず、閉塞性動脈硬化症についてお話しします。この病気は、足の血管が硬くなり、血流が悪くなることで起こります。進行すると、歩くときに足が痛くなったり、安静にしていても痛みが出たりすることがあります。さらに、足に傷ができたり、ひどくなると壊疽になることもあります。高血圧や糖尿病はこの病気を悪化させる要因なので、これらの管理も大切です。
【今後の不安について】
閉塞性動脈硬化症の進行や症状によって、治療法や見通しは変わります。現在「様子見」とのことですが、定期的に検査を受けて病状を確認することが大切です。もし症状が悪化している場合や現状維持でも、積極的な治療で改善する可能性があります。
【今後のアクションについて】
1. 現在の状況を主治医に相談しましょう。
- 定期的な検査の確認:足の血流を評価する検査を受けているか確認してください。もし受けていない場合は、主治医に相談してみましょう。
- 症状の詳しい伝達:しびれの程度や範囲、歩行時の痛みなど、具体的な症状を主治医に伝えてください。
2. 現在の治療法以外の選択肢について主治医に確認しましょう。
薬以外にも、カテーテル治療やバイパス手術などの選択肢があります。これらの治療法が適しているか、主治医に詳しく聞いてみてください。
3. 高血圧や糖尿病の管理を再確認しましょう。
これらの病気の管理は、閉塞性動脈硬化症の進行を抑えるために重要です。主治医と話し合い、目標値を達成できているか確認しましょう。
4. しびれの原因について
しびれは血流不足や糖尿病性神経障害が原因かもしれません。主治医に相談し、必要であれば専門医の意見も聞いてみましょう。
【まとめ】
閉塞性動脈硬化症と診断され、治療方針に変化がないことやしびれの症状で不安を感じていることと思います。まずは、主治医に現在の症状を詳しく伝え、定期的な検査や治療の選択肢について相談してみてください。また、高血圧と糖尿病の管理も引き続き大切です。どうぞお大事になさってください。
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