心室性期外収縮と冠攣縮性狭心症の治療中です。アブレーションの適用について相談させてください。
50代・女性のご相談
冠攣縮性狭心症と心室性期外収縮の治療を続けている中で、脈が飛ぶような感じが長く続き、体力が奪われるような感覚や不安を感じているとのこと、本当にお辛いことと思います。薬を使っても症状があまり改善されていないと伺いました。
【アブレーション治療について】
1. 根治の可能性
アブレーション治療は、心臓の中で異常な電気信号を出している部分を焼き切ることで、症状を根本から治すことが期待できる方法です。うまくいけば、症状が大きく改善する可能性があります。
2. 治療の難しさ
アブレーションが適しているかどうかは、症状の頻度や強さ、薬の効果、心臓の状態などを総合的に見て判断されます。主治医の先生が「やりにくい」とおっしゃったのは、心臓の深い場所や外側に問題があるなど、技術的に難しい部分があるのかもしれません。この点については、主治医の先生に詳しく聞いてみると良いでしょう。
3. 治療のタイミングと専門医の紹介
症状が強く、日常生活に支障が出ている場合は、アブレーション治療を考えるタイミングかもしれません。早めに専門医の意見を聞くことは大切です。アブレーションは専門的な技術が必要なので、経験豊富な医師がいる病院で相談するのが良いでしょう。主治医の先生に、症状が改善しないことや専門医の意見を聞きたいことを伝え、紹介状を書いてもらうと良いですね。
【次のステップ】
1. 主治医への再相談
まずは、主治医の先生に今の症状の辛さを具体的に伝え、アブレーション治療について詳しく聞いてみましょう。専門医の話を聞きたいという気持ちを伝え、紹介状をお願いしてみてください。
2. 専門医の診察
紹介状をもらったら、専門医の診察を受けましょう。これまでの経過や症状を詳しく伝え、治療の方法や成功率、リスクについて説明を受けてください。セカンドオピニオンを聞くことも大切です。
3. 症状の記録
いつ、どんな時に動悸を感じるか、どのくらい続くかなどを記録しておくと、診察の際に役立ちます。
【まとめ】
アブレーション治療は、根本的な改善が期待できる方法ですが、適応や難しさは人それぞれです。現在の治療で症状が改善されずお困りのようですので、専門医の意見を聞くことをお勧めします。まずは主治医の先生に相談し、専門医への紹介をお願いしてみてください。少しでも不安が和らぎ、適切な治療が見つかることを心から願っています。どうぞお大事にしてください。
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