左脇腹の違和感と糖尿病治療中です。大腸検査や他科受診について相談させてください。
30代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。左脇腹に違和感が続いているとのこと、心配ですよね。尿検査や血液検査、X線、CT、胃カメラなどを受けられたのに、異常が見つからなかったとのことですが、まずは大きな問題が見つからなかったことに少し安心してください。
左脇腹の違和感の原因としては、消化器系だけでなく、泌尿器系や循環器系、筋肉や骨の問題など、いろいろな可能性があります。2ヶ月も症状が続いているのに原因がわからないのは不安かもしれませんが、緊急性の高い病気の可能性は低いと思われます。
それでも症状が改善しない場合は、次のような検査を考えてみるのも良いかもしれません。
【追加の検査の検討】
1. 大腸内視鏡検査
大腸の状態を詳しく調べる検査です。ポリープや炎症、がんなどがないか確認できます。腹痛や便の異常がない場合でも、念のため検査を受ける価値はあるかもしれません。
2. 腹部エコー検査
超音波で肝臓や腎臓などを調べる検査です。CTでは見つかりにくいものが見つかることもありますので、医師と相談してみてください。
3. 腹部MRI検査
MRIを使って、より詳しく腹部を調べることができます。特に膵臓や胆管の問題を確認するのに役立ちます。
4. 他の診療科の受診
消化器系以外の問題も考えられるので、整形外科や神経内科などの受診も検討してみてください。
【考えられる原因】
1. 筋肉や骨の問題
腰痛や筋肉の緊張が原因で違和感が出ることがあります。整形外科で相談してみるのも良いでしょう。
2. 腎臓の問題
尿路結石や腎臓の炎症が原因で痛みが出ることもありますが、CTで異常がないなら可能性は低いかもしれません。
3. 膵臓の問題
膵炎などが原因の場合もあります。血糖値の変化がある場合は、膵臓の検査も考えてみましょう。
4. 神経の問題
肋間神経痛など、神経の問題で違和感が出ることもあります。特にしびれやピリピリした感じがあるなら、神経内科での相談をおすすめします。
5. 精神的な原因
ストレスや不安が体に影響を与えることもあります。心療内科でのカウンセリングも一つの方法です。
【次のステップ】
1. 大腸内視鏡検査を検討
消化器内科で提案があったように、大腸の検査を受けるのも良いかもしれません。
2. 他の診療科を受診する
消化器内科で異常が見つからない場合は、他の診療科の受診も考えてみてください。かかりつけ医に相談して、適切な診療科を紹介してもらうとスムーズです。
【まとめ】
左脇腹の違和感にはいろいろな原因が考えられます。原因を見つけるために、追加の検査や他の診療科の受診を検討してみてください。まずはかかりつけ医や消化器内科の先生に相談し、安心できる方法を一緒に探していきましょう。お大事にしてくださいね。
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