橈骨神経麻痺と診断されています。手術の必要性について相談させてください。
40代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。右手の親指が動かなくなってしまい、後骨間神経麻痺と診断されたとのことですね。薬を飲んでも良くならず、手術が必要かどうか悩んでいらっしゃるのですね。お仕事で手を使うことが多いとのことですから、心配なお気持ち、よくわかります。
後骨間神経麻痺というのは、手首や指を動かすのが難しくなる状態です。原因としては、骨折や脱臼、腫瘍などが考えられます。20年前に骨折して手術を受けたことが影響しているかもしれませんね。
【治療について】
治療には、薬やリハビリを行う方法と、手術をする方法があります。
1. 薬やリハビリ
ビタミンなどの薬を使って神経を助けたり、手首や指の運動をして筋肉を保つことが大切です。
2. 手術
神経を圧迫しているものを取り除く手術や、他の腱を使って動きを補う手術があります。
【手術が必要かどうか】
手術が必要かどうかは、症状の重さや原因によります。半年ほど薬を試しても良くならない場合は、手術を考える時期かもしれません。ただし、手術にはリスクもあるので、専門の先生とよく相談して決めることが大切です。
【手術後の握力について】
手術をした後、握力がどれくらい戻るかはリハビリ次第です。完全に元通りになるかはわかりませんが、リハビリを頑張ればある程度は回復することが期待できます。
【次にすること】
1. 専門の先生に相談
手の専門医に診てもらうと、より正確な診断と治療法を提案してもらえるでしょう。
2. 手術について相談
手術の必要性やリスク、リハビリについて詳しく聞いてみましょう。
3. 職場への相談
手術を受ける場合、仕事を休む期間が必要になるかもしれません。事前に職場と相談しておくと安心です。
【まとめ】
後骨間神経麻痺の治療には、薬やリハビリ、手術があります。手術をするかどうかは、症状や原因を考えて決めることになります。リハビリをしっかり行えば、握力もある程度戻ることが期待できます。専門の先生と相談しながら、ご自身に合った治療法を選んでくださいね。お近くの医療機関を探す際には、インターネットで検索してみてください。お力になれれば幸いです。
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