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PSVT治療中です。最近の脈の乱れと動悸が心配です。

1年ほど前にPSVT(発作性上室性頻拍)と診断され、ベラパミルという薬を頓服として服用しています。診察は3ヶ月に一度受けています。 最近、2ヶ月ほど前から以前よりも頻繁に症状が現れるようになり、逆に脈拍が遅くなることもあります。また、動悸を感じることが増え、症状が出た時にはフワッとした感じやめまいもします。弁膜症や心室頻拍などの他の心臓の問題があるのではないかと心配です。どうぞよろしくお願いいたします。
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匿名さんの相談

50代 / 男性

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回答

この相談に回答した医師

ユビー医師チーム

ご相談ありがとうございます。PSVTと診断されていること、最近2ヶ月前から頻度が増えていること、脈拍が遅くなる、動悸がある、めまいやふわっとする感じがあることなど教えてくださりありがとうございます。

動悸、めまい、ふわっとする感じについて

元々PSVTと診断され、頻度も増えていらっしゃる(月に10回薬を飲もうと思うくらいの頻度であると、循環器内科医の感覚としては発作の頻度は多い方だと感じます)とのことであり、基本的にはPSVTによってご症状が出ているのだろうと推察いたします。動悸、めまい、ふわっとする感じ、いずれも引き起こすことがあります。(ひどい場合には失神される方もいらっしゃいます。)

脈が遅くなるということに関しては判断がしきれないところではあります。ベラパミルなどの不整脈の薬で脈が遅くなることもありますし、血圧計などですと発作時の脈が早すぎるためにうまく脈がカウントできていない、などのことがあります。

ベラパミル以外の薬はご使用されていますでしょうか?また「脈が遅くなる」というのは、発作時でしょうか?またご実感としてなのか、あるいは血圧計などで測ってみると、ということでしょうか?

治療について

PSVTについて、かなりお困り・ご心配になる症状を起こしていると思われる状況で、また頻度も多い状況であるため、基本的にはカテーテルアブレーション治療(カテーテルという先端が熱くなる管を心臓付近まで入れて、不整脈の原因部位を焼灼することで不整脈を出ないようにする治療)を行うことが勧められます。(既に主治医の先生からお話があるかもしれません。)

カテーテルアブレーション治療の難易度やリスクは不整脈の種類(PSVTの中でも様々です)、不整脈以外に併存している心臓の病気などによって変わります。一般的にはPSVT以外に心臓の病気がない方で、典型的なPSVTであれば難易度やリスクは低いです。厳密には治療前の検査を受けた上で治療を行う医師の見立てを確認することが望ましいです。

弁膜症について

弁膜症がある場合は、聴診で異常を指摘されたり、心臓の超音波で判断します。既に心臓の超音波は受けていらっしゃいますでしょうか?もしまだ受けていない場合は一度調べておくと、カテーテルアブレーション治療を考える際にも役立ちます。

心室頻拍について

ふわっとする、めまいがする、動悸がする、というご症状から心配になるかと思います。厳密に調べるには1日つけて脈を調べるホルター心電図で、実際に症状が出ているときの波形を調べる必要があります。ただ、元々の心臓のご病気がある、心室頻拍を以前に指摘されている、などでなければ、ご状況的にはPSVTによるご症状の可能性が高いだろうと考えます。

まとめ

PSVTが悪化していることにより発作頻度が増え、症状も出てきていらっしゃるように思います。いずれにせよカテーテル治療を前向きに検討する段階であるように思われます。心臓超音波など含め心臓をさらに調べた上で検討してもらうことがよいと思われます。

もしほかに診断されている不整脈や心臓のご病気などある場合には追加でお伝えできることがあるかもしれません。

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