顔面の痛みがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/04/15
「顔面の痛みがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
顔面の痛みがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「顔面の痛みがある」はどんな症状ですか?
顔面の痛みがあるとは
「顔面の痛みがある」に関連する主の病気には、虫歯(う蝕)、神経障害性疼痛、副鼻腔炎などがあります。
「顔面の痛みがある」に関連する症状はありますか?
「顔面の痛みがある」のQ&A
- A.
原因として、慢性の炎症性疾患である酒さ(しゅさ)の可能性があります。そのほか、帯状疱疹後神経痛や日焼けなどの可能性もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る酒さ(しゅさ)は、慢性炎症性疾患ではっきりと原因は分かっていません。
特徴的な外観(鼻と頬の発赤、毛細血管の拡張)がみられ、顔のほてり・ピリピリする感じなどの症状を生じます。
なお、顔がヒリヒリ痛む場合、酒さ以外に、可能性として考え得る疾患と受診すべき診療科として、次が挙げられます。帯状疱疹後神経痛
- 皮膚科、麻酔科(ペインクリニック)
- 脳神経内科
- 脳神経外科など
日焼け(日光皮膚炎)
- 皮膚科
- A.
精神的なストレスにより、顔にピリピリした痛みを感じることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る顔がピリピリ痛む原因はさまざまですが、ストレスが影響している可能性はあります。そのひとつが持続性特発性顔面痛です。
持続性特発性顔面痛では、連日繰り返される鈍い・疼くような顔面の疼痛が特徴的です。
三叉神経痛と異なり、痛みの生じる部位がはっきりとしないことが多いです。
痛みの生じる部位が特定の末梢神経の支配領域に一致しないため、痛みの原因を特定することが難しい病気です。
ほかの疼痛疾患に合併することや、精神疾患や心理社会的問題の合併頻度が高いことが知られています。 - A.
三叉神経痛や帯状疱疹などが考えられます。それぞれ、脳神経外科・内科、皮膚科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る三叉神経痛や帯状疱疹などが原因として考えられます。それぞれの特徴と、受診すべき診療科について解説します。
三叉神経痛
顔面の片側の鋭い痛み(激痛)が特徴的です。血管により三叉神経が圧迫されて起こるものが典型的です。他に腫瘍(腫れ物やしこり)などにより三叉神経が圧迫されて起こることもあります。
脳神経外科や脳神経内科を受診して相談しましょう。帯状疱疹
帯状疱疹による片側の顔面痛は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus)が三叉神経の領域に感染することで生じます。ウイルスの活動性が高いときには水疱(すいほう:水ぶくれ)がみられます。
皮膚科を受診しましょう。 - A.
頬骨のあたりに痛みを感じる場合、鼻風邪や副鼻腔炎、虫歯が原因として考えられます。
解説副鼻腔炎、歯の病気などが原因として考えられます。
副鼻腔炎は、一般的に「蓄膿」と呼ばれている病気です。風邪が治る過程などに、顔の上気道と呼ばれる部位に生じる炎症が原因となり発症することが多いです。
また、上の歯の神経も頬骨のあたりを通っているため、歯の病気によっても顔面痛を生じることがあります。むし歯や歯周病などが原因になります。
痛みが強い場合などは、早めに医師へご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る保富 宗城ほか.気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言.日本感染症学会,https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=50(参照 2024-01-25)
公益社団法人日本口腔外科学会.顔面に激しい痛みが発生する.日本口腔外科学会,https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/ganmen/itami/(参照 2024-01-25) - A.
顔には多くの器官が集まっており、痛みの原因もさまざまです。痛む箇所や痛み方によって、原因となっている部位を特定する必要があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る顔には、眼、鼻、耳、口など様々な器官が集まっており、何らかの原因でこれらの器官が障害されると痛みが生じます。原因を特定するためには、痛む部位や症状などを詳しく調べていく必要があります。代表的な原因としては、下記のようなものが挙げられます。
三叉神経痛
顔の痛みの原因としてよく見られる病気です。三叉神経は額、頬、下顎の3ヶ所の痛覚に関わっており、障害されると顔の痛みを生じます。三叉神経痛の特徴は、顔面の片側(特におでこ、頬、下顎の3ヶ所のうちの1〜2ヶ所)に数秒〜数十秒程度の強い痛みが走ることです。三叉神経が障害される原因としては、以下のものが挙げられます。
- 血管の異常に伴うもの:動脈瘤など
- 炎症に伴うもの:側頭動脈炎、トローザ・ハント症候群など
- ウイルスや細菌感染に伴うもの:帯状疱疹、丹毒など
- 腫瘍に伴うもの:三叉神経鞘腫、聴神経鞘腫など
- 原因不明:特発性三叉神経痛
また、群発頭痛などの中枢神経の疾患によって痛みが生じることがあります。群発頭痛では、目の周りから前頭部にかけて激痛が起こります。
鼻の疾患
頬や眉間の辺りに位置する副鼻腔が炎症を起こすことで痛みを生じます。具体的には、副鼻腔炎や副鼻腔腫瘍などの病気が挙げられます。
眼の疾患
目の病気が原因で目の辺りが痛くなったり、目の見え方がおかしくなったりします。具体的には、緑内障、角膜炎、強膜炎、ぶどう膜炎、球後視神経炎、眼窩腫瘍などの病気が挙げられます。
口腔内の疾患
歯やその周りの炎症によって、上顎や下顎に痛みが生じます。具体的には、歯根炎、歯根部膿瘍、抜歯後神経痛、顎関節症などの病気が挙げられます。
筋肉・骨の疾患
打撲や顔面骨折などの怪我が原因になることもあります。
- A.
顔が痛いとは、顔面に生じる痛みの総称で、原因となる病気によって顔の痛む部分や痛み方が異なります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「顔が痛い」とは文字通り、顔面に生じる痛みのことです。顔面には眼、鼻、口など様々な器官が集積しており、どの部位にどのような障害があるかによって痛み方も異なります。
顔の痛みの表現の仕方としては、下記のようなものが挙げられます。- 刺すような鋭い痛み
- 電気が走るような痛み
- 強い鈍い痛み
- 漠然とした鈍い痛み
また、歯磨きをすると痛むなど、特定の行動に伴なって顔の痛みが生じることもあります。
- A.
症状が継続する場合は、病院に行くことをおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る顔の痛みの原因は多岐にわたりますが、原因によっては、市販薬やご自身の対症療法だけでは効果が無く、病院で処方される薬しか効果が得られない場合もあります。
例えば、三叉神経痛による神経痛(ぴりぴりするような痛み)は市販の鎮痛薬はなかなか効かず、日常生活の妨げにつながります。
また、感染症が原因となっている場合は抗生物質や抗ウイルス薬を使用しないと、症状が長引き悪化する可能性もあるため、病院受診をし、原因を調べ、必要な場合、適切な治療を受けることをおすすめします。 - A.
目が見えにくい、物が二重に見えるなど、目の症状を伴う場合には救急外来を受診してください。痛みが強い場合や長引く場合、また、顔の痛み以外の症状がある場合も早めの受診をお勧めします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る救急外来の受診が必要な場合
顔の痛みとともに、目が見えにくい・物が二重に見えるといった目の症状がある場合、救急外来を受診してください。急性緑内障発作や副鼻腔炎の悪化などが原因で、目の症状が出ている可能性があります。これらの病気では、なるべく早く治療を受ける必要があります。
なるべく早めに受診したほうがよい場合
顔の痛みは、原因となる病気を治療することで改善する場合があります。また、治癒が難しいとしても、痛みを軽減させることが可能な場合もあります。痛みでお悩みの場合には、医療機関を受診しましょう。
特に以下のような状況では、早めの受診をお勧めします。- 痛みがひどく、自分では対処できない
- 痛みが長期間続いている
- 他の症状(鼻水、歯茎の腫れ、皮疹など)と顔の痛みが併発している
- A.
主な症状が顔の痛みの場合は、内科を受診してください。また、鼻の症状を伴う場合は耳鼻科を、皮膚の症状を伴う場合は皮膚科の受診を検討してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る顔の痛みは原因によって専門科が異なるので、症状が顔の痛みのみである場合は、まずはかかりつけの内科で診てもらうといいでしょう。
以下のように顔の痛み以外にも目立った症状がある場合には、その症状に合った科を受診しましょう。- 目の充血、目の見えにくさ、目やにがある場合:眼科
- 鼻水、鼻づまり、鼻血がある場合:耳鼻咽喉科
- 歯茎の腫れ、口の開きにくさがある場合:歯科口腔外科
- 赤みや水疱など皮膚に異常がある場合:皮膚科
- A.
神経痛であれば、患部を温め、炎症性による痛みであれば、患部を冷やしましょう。
解説顔の痛みの原因によって、対処方法が異なります。
三叉神経痛などの神経障害から来る顔の痛みの場合は、患部を温めると痛みは緩和します。ただし、温度はやけどしない程度の42度以下の心地よい温度にすることが重要です。
細菌感染やウイルス感染の炎症による、急性期の顔の痛みの場合は、患部を冷やすと痛みは緩和します。急性期を過ぎたら、温めるほうが症状改善することがあります。
片頭痛や群発頭痛などに伴う、急性期の顔の痛みの場合も、患部を冷やすと改善します。
また、即効性はありませんが、ストレスを溜めずにリラックスすること、規則正しい生活・食事をしっかり取り、免疫を高めることも重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る篠原英記. 温熱 ・寒冷療法. 理学療法学. 1995, 22, 407 〜410.
渡辺正仁ほか. 痛みのメカニズムと鎮痛. 保健医療学雑誌. 2017, 8, 50-63.
岡田 明子. 神経障害性疼痛に関する最新の知見. 日本歯科麻酔学会雑誌. 2021, 49, 185-190.
厚生労働省.“年齢別正常値の基準”..https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/02/dl/s0217-4a07.pdf,(参照 1899-12-30).
武居明美ほか. Oxaliplatinによる末梢神経障害を体験したがん患者の生活における困難とその対処. 北関東医学. 2011, 61, 145-152.
日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会.国際頭痛分類 第3版.2018年,医学書院. - A.
突き刺すような強い痛みの場合には三叉神経痛が主に考えられます。他にもピリピリする痛みを起こす帯状疱疹や、副鼻腔炎、歯周囲の炎症など、様々な病気が顔の痛みの原因となります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る三叉神経痛
顔の痛みの原因としては、三叉神経痛が最も多いとされています。三叉神経痛の特徴は、顔面の片側(特におでこ、頬、下顎の3ヶ所のうちの1〜2ヶ所)に数秒〜数十秒程度の強い痛みが走ることです。
なお、顔の一部に触れることで痛みが誘発されることがあり、その場所はトリガーポイントと呼ばれます。トリガーポイントが刺激される原因として、具体的に以下のようなものが挙げられます。- 顔を洗う
- 歯を磨く
- 食事の際に咀嚼する
- 風が当たる
帯状疱疹
ピリピリとした痛みがある場合には、帯状疱疹が考えられます。神経が通っている領域に沿って痛みと水疱などの皮膚の症状が出現することが特徴です。皮膚の症状が治った後も痛みだけが残ることがあります。
その他の病気
顔の痛みの原因として考えられる病気は、上記の病気以外にも様々あります。比較的よく見られるものとしては、副鼻腔炎、緑内障などの眼の病気、歯根炎・顎関節症などの歯科の病気などが挙げられます。
顔面の痛みがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
顔面の痛みがあるという症状について、医師からのよくある質問
- うわあごは痛みますか?
- 鼻の左右、両目の下あたりが痛みますか?
- 目の周りの筋肉に痛みや違和感がありますか?
- 上あごを押したときに痛みますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 皮膚科