視神経脊髄炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
あなたの症状と視神経脊髄炎の関連をAIでチェックする
視神経脊髄炎について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
視神経脊髄炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
視界の一部が見えなくなった
- 症状の頻度
- ほぼ毎日同じような症状がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
全身が痛む
- 症状の程度
- 違和感がある
- 自覚した時期
- 1日以内
- 自覚した時期
- 3日以上
視神経脊髄炎とはどんな病気ですか?
視神経脊髄炎とは、自分の体で作られる抗体が視神経や脊髄を攻撃し、視野障害や手足のしびれや筋力低下をきたす病気です。抗体とは本来はウイルスや細菌等を攻撃するために人間の免疫反応ですが、これが誤って自分自身の神経を攻撃し炎症を起こしてしまいます。発症年齢は30-40才が多く、男性よりも女性が多いとされます。
視神経脊髄炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
視神経脊髄炎への対処法は?
視力低下、視野障害や手足の感覚、運動障害を認めた場合はすぐに脳神経内科を受診してください。採血検査、腰椎穿刺(背中から針を刺して髄液を採取する検査)、画像検査等を行い、すぐに免疫抑制療法を行う必要があります。
視神経脊髄炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
視神経脊髄炎の専門医がいる病院を見る視神経脊髄炎のQ&A
- A.
画面の明るさを調整するなど、電子機器を操作する環境を整えるようにしましょう。
解説視神経脊髄炎で、パソコンやスマートフォンの画面が眩しい場合には、画面の光量を調整したり、電子機器を操作する環境を整えるようにしましょう。
具体的には、以下のような対策が有効です。- 画面の明るさとコントラストの調整:
画面の明るさを調整し、コントラストを高めることで、テキストを読みやすくし、目の負担を軽減することができます。
- ブルーライトフィルターの活用:
ブルーライトフィルターやブルーライトカットメガネ、ナイトモードなどを活用し、目に負担の大きなブルーライトの量を抑えるようにしましょう。
- アンチグレアフィルムの利用:
スマートフォンにアンチグレアフィルムを貼ることで、光の反射を抑えることができます。
- 20~20~20ルール:
20分ごとに20秒間、20フィート(約6m)離れたものを見ることで目の疲れを軽減することができます。
以上のような対策を講じることで、目の疲労を抑えるようにしましょう。また、視覚の変化を見逃さないために、定期的に眼科を受診することも重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る.“American Optometric Association "20-20-20 rule and digital eye strain"”..https://www.aoa.org/AOA/Images/Patients/Eye%20Conditions/20-20-20-rule.pdf,(参照 1899-12-30).
高村悦子.パソコンと目.公益社団法人 日本眼科医会,https://www.gankaikai.or.jp/health/42/(参照 2024-11-12) - A.
直接的な治療法はありませんが、体重管理や減塩、十分な睡眠などによりリスクを減らすことができます。
解説ムーンフェイスはステロイドの副作用として現れることが多く、直接的な治療法はありませんが、体重管理や減塩、十分な睡眠・ストレス発散などによりリスクを減らすことができます。
詳細について以下で説明します。体重管理
体重の増加がムーンフェイスを悪化させる可能性があるため、適度な運動とバランスの取れた食事によって、健康的な体重を維持しましょう。
減塩
塩分を摂りすぎると、身体に水分がたまり、腫れがひどくなります。加工食品を控えるなどして塩分摂取量を抑えるようにしましょう。
十分な睡眠・ストレス発散
睡眠不足や過度なストレスはコルチゾールの過剰分泌を促進し、顔の腫れや炎症を悪化させるおそれがあります。十分な睡眠を取り、ストレスを溜めすぎないように心がけましょう。
ステロイドの減量
ムーンフェイスはステロイドの一般的な副作用のため、治療の効果に応じて適切にステロイドを減量することで改善できると考えられます。ただし、自己判断で急にステロイドの使用を中断してしまうと、視神経脊髄炎の症状が再燃してしまうだけでなく、ステロイド離脱症候群になるおそれがあります。
ステロイド離脱症候群になると、体内でステロイドを産生している副腎が機能不全になり、全身倦怠感、血圧低下、微熱、関節痛、電解質異常などの症状が現れます。
治療のために薬剤が処方されている場合には、副作用が出現した場合にも自己判断で薬物の使用を中断せず、必ず医師に相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るステロイド離脱症候群.日本内分泌学会,https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=35(参照 2024-11-12)
Cleveland Clinic medical professional. Moon Face: Causes & Treatment. Cleveland Clinic, https://my.clevelandclinic.org/health/symptoms/moon-face(参照 2024-11-12) - A.
はい、視神経脊髄炎の治療薬の副作用として抜け毛が報告されています。
解説視神経脊髄炎の治療薬の副作用で抜け毛が生じることはあります。
視神経脊髄炎の治療では、メチルプレドニンというステロイドが主に用いられますが、この副作用として抜け毛が報告されています。メチルプレドニゾロンは免疫系を抑制することで炎症を抑える薬ですが、ホルモンバランスに影響を与えるため、抜け毛が生じることがあります。
ただし、メチルプレドニゾロンの副作用には多毛が含まれており、円形脱毛症の治療に用いられることもあるため、頭皮や毛髪への影響は確実ではありません。
また、その他の免疫抑制剤・モノクローナル抗体製剤でも、脱毛の副作用が報告されています。
視神経脊髄炎の治療では、治療の効果に応じて薬剤量を減らしていきます。抜け毛や多毛などの症状が出現したとしても、一般的には薬剤料の減少に伴って症状が改善します。ただし、自己判断で薬剤の使用を中断してしまうと、視神経脊髄炎の再発・再燃する可能性があります。
治療開始後に抜け毛などの症状がみられた場合には、自己判断で減薬、中断をせず、必ず主治医に相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る. 多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン 2023 . 医学書院. 2023
多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/3806(参照 2024-11-12)
嶺尾徹.医療用医薬品 : デポ・メドロール (デポ・メドロール水懸注20mg 他).KEGG,https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00055582(参照 2024-11-12)
アレクシオファーマ合同会社.“適正使用ガイド | NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)”.アレクシオファーマ合同会社.https://soliris.jp/-/media/soliris_jp/document-slide/nmosd_guide.pdf,(参照 2024-11-12).
日本神経治療学会. ステロイド、免疫抑制・調節薬の作用機序と副作用. 日本神経治療学会. , , . - A.
体温上昇によって視神経脊髄炎などの神経疾患の症状が悪化する現象です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るウートフ徴候は、体温上昇によって視神経脊髄炎などの神経疾患の症状が悪化する現象です。
正確なメカニズムはいまだ完全には解明されていませんが、体温の上昇に伴って神経の伝導速度が低下し、神経伝導が障害されることで発生すると考えられています。
誘引としては以下のようなものが挙げられます。通常、症状は24時間以内に改善します。24時間以上持続する場合は視神経脊髄炎などの神経疾患の再発や再燃が疑われます。
また、冷水シャワーや氷のう、冷たい飲み物などで体を冷やし、休息を取ることで、1時間以内の症状改善が期待できます。しかし、発症時には全身の筋力低下などの症状が生じ、それに伴う転倒や入浴時の溺死の危険があります。
視神経脊髄炎などの病気を患っている方は、熱いお風呂やサウナ、熱い食事、気温が高い時間帯の運動・日光浴を避け、ウートフ徴候を予防する必要があります。 - A.
はい。目や神経に関する後遺症が残る可能性があります。
解説視神経脊髄炎は後遺症が残る可能性があります。
視神経脊髄炎は、視覚をつかさどる視神経や、運動や感覚をつかさどる脊髄の神経の炎症を引き起こす病気であり、繰り返し炎症が現れる可能性があります。
炎症が治まることで症状が消失することもありますが、炎症の程度や場所によっては後遺症が残る可能性があります。
一般的な後遺症としては、以下のようなものが挙げられます。- 目の痛み
- 視界のぼやけ、物が2重に見える
- 視力の低下・失明
- 視野が欠ける
- 筋力低下
- しびれ
- 手足の動かしにくさや意図しない運動
- 痛み
- 失禁
- 排便障害
- 性機能障害
- 長時間持続するしゃっくり
- かゆみ
- 悪心・嘔吐
- 聴覚障害
- 顔面麻痺
- めまい
- 平衡感覚の異常・歩行障害
- 体温の上昇に伴い、症状が一過性に悪化する(ウートフ徴候)
適切な治療を受けることで、症状を緩和し、再発を予防することができるます。
視神経脊髄炎が疑われる場合には、必ず医療機関を受診するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会. 多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017 8 章 経過・予後. 医学書院. 2017
多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/3806(参照 2024-11-12) - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような気になる症状があれば、すぐに脳神経内科を受診しましょう。治療が遅れると後遺症が強く残る可能性があります。
- 急に目が見えにくくなった
- 手足が動かしにくい
- しびれる、感覚が鈍い
- 尿意や便意がわからない
- 尿や便を漏らしてしまった
また、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。
- A.
初期症状には、見えにくさ、手足の動かしにくさ、感覚障害が挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る視神経脊髄炎の初期症状には、視神経の障害があらわれる場合と、脊髄の神経の障害があらわれる場合があります。
視神経の障害
見えている部分の中心部分が見えない/見にくい、半分だけ見えない/見にくいなどの症状から始まることが多いです。
脊髄の神経の障害
手足の動かしにくさ、しびれや感覚の鈍さ、尿意や便意がわからずうまく排泄できない(膀胱直腸障害)などです。
- A.
見えにくさ、手足の麻痺、感覚障害、排泄がうまくできないなどの症状が起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る視覚情報を伝える視神経や、体を動かす指令や感覚を伝える脊髄の神経の炎症を主体とする病気です。
これらの炎症が起きる場所により、以下のような症状が現れます。- 見えにくさ
- 手足の力が入らない
- 手足がしびれる、感覚が鈍い
- 尿意や便意がわからずうまく排泄できない(膀胱直腸障害)
見えにくさに関しては放っておくと失明に至ることもありますので、視神経炎の診断となると緊急入院で急いで治療を開始します。
視神経脊髄炎の初期症状については、「視神経脊髄炎には初期症状はありますか?」で解説しています。 - A.
免疫機能の異常が原因で、視神経や脊髄が誤って攻撃を受けることで起こると考えられています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る自己免疫性の機序(しくみ)が考えられており、何らかの原因で自分の体を攻撃してしまう抗体(AQP4抗体)が産生されることにより起こります。
この「何らかの原因」は、不明なことも多いですが、15〜35%で視神経脊髄炎の発症の前に感染症にかかっていることがわかっており、感染をきっかけとして自分を攻撃してしまう自己抗体が作られてしまうと考えられています。
また、約3%で家族内発症もあり、遺伝的な要素も分かり始めています。
視神経脊髄炎について、医師からのよくある質問
- 前と比べ現在、視界の一部が見えなくなったと感じますか?
- 手足などに力の入らない部分はありますか?
- 最近目が見えにくくなったと感じますか?
- ものがかすんで見えますか?
- 自力で立ち上がるのは難しいですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科
- 内科