上顎がヒリヒリする

監修医師平松 由布季東日本橋内科クリニック 内科

更新日
2026/10/27
公開日
2024/12/03

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概要

上顎がヒリヒリする場合、口腔粘膜の炎症や口内炎、アレルギー反応が原因として考えられます。辛い食べ物や熱い食べ物の刺激も症状を悪化させることがあるとされています。症状が続く場合は、医療機関への受診をご検討ください。

顔が痛いとは

「顔が痛い」とはどのような症状ですか?

顔が痛いとは、顔面に生じる痛みの総称で、原因となる病気によって顔の痛む部分や痛み方が異なります。

「顔が痛い」とは文字通り、顔面に生じる痛みのことです。顔面には眼、鼻、口など様々な器官が集積しており、どの部位にどのような障害があるかによって痛み方も異なります。
顔の痛みの表現の仕方としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 刺すような鋭い痛み
  • 電気が走るような痛み
  • 強い鈍い痛み
  • 漠然とした鈍い痛み

また、歯磨きをすると痛むなど、特定の行動に伴なって顔の痛みが生じることもあります。

さらに詳しく:「顔が痛い」とはどのような症状ですか?監修医師阿河 光治真生会富山病院 耳鼻咽喉科
もっと詳しく「顔が痛い」を知る

顔が痛いの原因

顔がピリピリ痛むのはストレスが原因ですか?

精神的なストレスにより、顔にピリピリした痛みを感じることがあります。

顔がピリピリ痛む原因はさまざまですが、ストレスが影響している可能性はあります。そのひとつが持続性特発性顔面痛です。
持続性特発性顔面痛では、連日繰り返される鈍い・疼くような顔面の疼痛が特徴的です。
三叉神経痛と異なり、痛みの生じる部位がはっきりとしないことが多いです。
痛みの生じる部位が特定の末梢神経の支配領域に一致しないため、痛みの原因を特定することが難しい病気です。
ほかの疼痛疾患に合併することや、精神疾患や心理社会的問題の合併頻度が高いことが知られています。

さらに詳しく:顔がピリピリ痛むのはストレスが原因ですか?監修医師鈴木 智病院勤務 脳神経内科

顔が痛い原因には何がありますか?

顔には多くの器官が集まっており、痛みの原因もさまざまです。痛む箇所や痛み方によって、原因となっている部位を特定する必要があります。

顔には、眼、鼻、耳、口など様々な器官が集まっており、何らかの原因でこれらの器官が障害されると痛みが生じます。原因を特定するためには、痛む部位や症状などを詳しく調べていく必要があります。代表的な原因としては、下記のようなものが挙げられます。

三叉神経痛

顔の痛みの原因としてよく見られる病気です。三叉神経は額、頬、下顎の3ヶ所の痛覚に関わっており、障害されると顔の痛みを生じます。三叉神経痛の特徴は、顔面の片側(特におでこ、頬、下顎の3ヶ所のうちの1〜2ヶ所)に数秒〜数十秒程度の強い痛みが走ることです。三叉神経が障害される原因としては、以下のものが挙げられます。

  • 血管の異常に伴うもの:動脈瘤など
  • 炎症に伴うもの:側頭動脈炎、トローザ・ハント症候群など
  • ウイルスや細菌感染に伴うもの:帯状疱疹、丹毒など
  • 腫瘍に伴うもの:三叉神経鞘腫、聴神経鞘腫など
  • 原因不明:特発性三叉神経痛

また、群発頭痛などの中枢神経の疾患によって痛みが生じることがあります。群発頭痛では、目の周りから前頭部にかけて激痛が起こります。

鼻の疾患

頬や眉間の辺りに位置する副鼻腔が炎症を起こすことで痛みを生じます。具体的には、副鼻腔炎や副鼻腔腫瘍などの病気が挙げられます。

眼の疾患

目の病気が原因で目の辺りが痛くなったり、目の見え方がおかしくなったりします。具体的には、緑内障、角膜炎、強膜炎、ぶどう膜炎、球後視神経炎、眼窩腫瘍などの病気が挙げられます。

口腔内の疾患

歯やその周りの炎症によって、上顎や下顎に痛みが生じます。具体的には、歯根炎、歯根部膿瘍、抜歯後神経痛、顎関節症などの病気が挙げられます。

筋肉・骨の疾患

打撲や顔面骨折などの怪我が原因になることもあります。

さらに詳しく:顔が痛い原因には何がありますか?監修医師阿河 光治真生会富山病院 耳鼻咽喉科

顔が痛い場合、主にどのような病気が考えられますか?

突き刺すような強い痛みの場合には三叉神経痛が主に考えられます。他にもピリピリする痛みを起こす帯状疱疹や、副鼻腔炎、歯周囲の炎症など、様々な病気が顔の痛みの原因となります。

三叉神経痛

顔の痛みの原因としては、三叉神経痛が最も多いとされています。三叉神経痛の特徴は、顔面の片側(特におでこ、頬、下顎の3ヶ所のうちの1〜2ヶ所)に数秒〜数十秒程度の強い痛みが走ることです。
なお、顔の一部に触れることで痛みが誘発されることがあり、その場所はトリガーポイントと呼ばれます。トリガーポイントが刺激される原因として、具体的に以下のようなものが挙げられます。

  • 顔を洗う
  • 歯を磨く
  • 食事の際に咀嚼する
  • 風が当たる

帯状疱疹

ピリピリとした痛みがある場合には、帯状疱疹が考えられます。神経が通っている領域に沿って痛みと水疱などの皮膚の症状が出現することが特徴です。皮膚の症状が治った後も痛みだけが残ることがあります。

その他の病気

顔の痛みの原因として考えられる病気は、上記の病気以外にも様々あります。比較的よく見られるものとしては、副鼻腔炎、緑内障などの眼の病気、歯根炎・顎関節症などの歯科の病気などが挙げられます。

さらに詳しく:顔が痛い場合、主にどのような病気が考えられますか?監修医師阿河 光治真生会富山病院 耳鼻咽喉科
もっと詳しく「顔が痛い」を知る

受診の目安・何科を受診するべきか

顔半分が痛い場合、何が原因ですか? また、何科を受診したらよいですか?

三叉神経痛や帯状疱疹などが考えられます。それぞれ、脳神経外科・内科、皮膚科を受診しましょう。

三叉神経痛や帯状疱疹などが原因として考えられます。それぞれの特徴と、受診すべき診療科について解説します。

三叉神経痛

顔面の片側の鋭い痛み(激痛)が特徴的です。血管により三叉神経が圧迫されて起こるものが典型的です。他に腫瘍(腫れ物やしこり)などにより三叉神経が圧迫されて起こることもあります。
脳神経外科や脳神経内科を受診して相談しましょう。

帯状疱疹

帯状疱疹による片側の顔面痛は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus)が三叉神経の領域に感染することで生じます。ウイルスの活動性が高いときには水疱(すいほう:水ぶくれ)がみられます。
皮膚科を受診しましょう。

さらに詳しく:顔半分が痛い場合、何が原因ですか? また、何科を受診したらよいですか?監修医師鈴木 智病院勤務 脳神経内科

顔が痛い場合の受診の目安はありますか?

目が見えにくい、物が二重に見えるなど、目の症状を伴う場合には救急外来を受診してください。痛みが強い場合や長引く場合、また、顔の痛み以外の症状がある場合も早めの受診をお勧めします。

救急外来の受診が必要な場合

顔の痛みとともに、目が見えにくい・物が二重に見えるといった目の症状がある場合、救急外来を受診してください。急性緑内障発作や副鼻腔炎の悪化などが原因で、目の症状が出ている可能性があります。これらの病気では、なるべく早く治療を受ける必要があります。

なるべく早めに受診したほうがよい場合

顔の痛みは、原因となる病気を治療することで改善する場合があります。また、治癒が難しいとしても、痛みを軽減させることが可能な場合もあります。痛みでお悩みの場合には、医療機関を受診しましょう。
特に以下のような状況では、早めの受診をお勧めします。

  • 痛みがひどく、自分では対処できない
  • 痛みが長期間続いている
  • 他の症状(鼻水、歯茎の腫れ、皮疹など)と顔の痛みが併発している
さらに詳しく:顔が痛い場合の受診の目安はありますか?監修医師阿河 光治真生会富山病院 耳鼻咽喉科

顔が痛い症状が続く場合、病院に行くべきですか?

症状が継続する場合は、病院に行くことをおすすめします。

顔の痛みの原因は多岐にわたりますが、原因によっては、市販薬やご自身の対症療法だけでは効果が無く、病院で処方される薬しか効果が得られない場合もあります。

例えば、三叉神経痛による神経痛(ぴりぴりするような痛み)は市販の鎮痛薬はなかなか効かず、日常生活の妨げにつながります。

また、感染症が原因となっている場合は抗生物質や抗ウイルス薬を使用しないと、症状が長引き悪化する可能性もあるため、病院受診をし、原因を調べ、必要な場合、適切な治療を受けることをおすすめします。

さらに詳しく:顔が痛い症状が続く場合、病院に行くべきですか?監修医師越智 佳奈文京小石川クリニック 脳神経内科、 東京女子医科大学附属病院 東洋医学研究所クリニック 脳神経内科
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この記事の監修医師

監修医師 平松 由布季

平松 由布季 先生

東日本橋内科クリニック 内科

2015年愛媛大学医学部卒。 松山赤十字病院で初期研修後、東京ベイ・浦安市川医療センターで内科後期研修を修了。 引き続き同センター総合内科で、フェローシップ研修を行い、2024年1月まで医員、外来医長として勤務。 病棟専門の総合医であるホスピタリストとして、特に若手医師の教育、臨床倫理(アドバンス・ケア・プランニングや意思決定支援など)に注力してきた。 2022年6月からは日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師支援部門 病院総合医チーム副代表に就任。"病院総合医の価値を社会に発信し、これを志す若手の道標になる"をMISSION&VISONに掲げ、学術大会等での企画運営、商業誌執筆、若手医師のキャリア支援などを行なってきた。 2024年2月から東日本橋内科クリニックで勤務。

更新日
2026/10/27
公開日
2024/12/03