レプトスピラ症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合は透析や輸血などの支持療法で臓器の働きを助けます。
レプトスピラ症の基本治療は抗菌薬ですが、重症化して腎臓や肝臓、肺などに障害が出ると、薬だけでは十分に回復できない場合があります。そのようなときには、臓器の働きを助ける「支持療法」が必要です。
例えば、腎臓の働きが弱って尿が出なくなったときには、透析を行って血液をきれいにします。大量の出血や重度の貧血が起きた場合には、輸血で血液を補います。呼吸が苦しくなる肺出血では、人工呼吸管理が必要になることもあります。
このように、抗菌薬で菌を抑える治療と並行して、臓器の機能を一時的に支える治療を組み合わせることで、患者さんを回復へと導きます。
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京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
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