副耳は切らずにそのままにしておいても大丈夫ですか?

副耳は健康上の緊急性はなく、そのままにしておいても問題ありません。

【健康上の緊急性について】

副耳(ふくじ)は、耳の穴の前や頬などにできる生まれつきのイボ状のできもので、ほとんどの場合、健康に重大な影響を与える症状はありません。そのため、治療(切除)を急ぐ必要はなく、そのままにしておいても差し支えありません。

【治療が検討される主な理由】

副耳の治療のほとんどは、医学的な必要性によるものではなく、見た目を改善したいという希望に基づいて行われます。

  • 整容的な問題: 顔や首といった目立つ場所にできるため、ご本人やご家族が気にされ、見た目(整容的)な理由で治療を希望されることがほとんどです。
  • 局所的な症状: 副耳の根元の部分に、まれに湿疹(炎症)ができやすくなることがあります。

【そのままにする場合の留意点】

副耳をすぐに切除しない場合でも、以下の点に留意して一度専門医の診察を受けることが推奨されます。

  1. 聴力のリスク: 文献では、副耳を持つ子どもは聴力(聞こえの能力)が低下するリスクが増加している可能性が示されているため、新たに診断された場合は聴力検査が推奨されています。
  2. 関連する病気の確認: 副耳は通常は単独の病変ですが、まれにゴールデンハー症候群などの他の生まれつきの病気(先天性症候群)の一部として現れることがあります。

切除が必要な場合でも、全身麻酔を伴う手術(切除術)は、通常、全身麻酔が安全に行える年齢まで待ってから行われます。

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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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