副耳の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

副耳は健康上の症状はほとんどありませんが、見た目による心理的影響に配慮することが大切です。

【副耳の日常的な管理と注意点】

副耳(ふくじ)は生まれつきの耳の変形であり、ほとんどの場合、体に不調をもたらす症状はありません。そのため、日常生活において特別な医学的管理が必要となることはまれです。しかし、以下の点について気をつけて生活することが推奨されます。

1. 皮膚の清潔保持と湿疹の予防

  • 副耳の根元は、まれに湿疹(皮膚の炎症や赤み)ができやすくなることがあります。
  • 日常的に清潔に保ち、炎症を起こさないように注意が必要です。湿疹ができた場合は、皮膚科または受診科(形成外科、小児外科)に相談してください。

2. 物理的な刺激の回避

  • 副耳はイボ状のできものであるため、衣類や寝具、ヘアブラシなどが当たらないように、摩擦や物理的な刺激を避けることで、炎症や損傷を防ぎます。

3. 心理的な影響への配慮

  • 副耳は顔や首といった目立つ場所にできるため、患者さん本人やご家族が見た目(整容的)について悩む主な原因となります。特に学齢期の子どもでは、学校の友人などからの否定的な意見により、切除を希望するケースもあります。
  • もし、お子さんが副耳によって心理的な負担を感じている場合は、見た目を改善するための治療(外科的切除)を検討することが重要です。

【治療後の注意点】

副耳が外科的に治療された場合、治療部位のケアが重要になります。

  • 傷跡のケア:手術後の傷跡(瘢痕)形成を抑制するため、術後3〜6ヶ月間、シリコンジェルが塗布されることがあります。
  • 抜糸:通常、術後5〜7日後に抜糸が行われます。
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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