高カリウム血症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか？
高度の腎機能障害などを合併しており、薬の反応が悪い場合には緊急で血液透析を行うことがあります。
高度の腎不全などがある場合には、カリウム濃度を下げる薬の効果が出にくくなることがあり、緊急の血液透析を行うことがあります。危険な不整脈が出現している、全身の状態が悪いなどの緊急性が高い場合にも、投薬治療と並行して血液透析を行うことがあります。
また、原因となる薬剤などがある場合には使用を中止しない限り改善しにくいです。高カリウム血症の原因を考えて対応を検討することはとても重要です。
公開日：
最終更新日：
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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高カリウム血症
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「高カリウム血症」とはどのような病気ですか？
高カリウム血症とは、血清カリウム濃度が5.5mEq/L以上と非常に高くなった状態のことです。
高カリウム血症の原因は何がありますか？
カリウムの過剰摂取や細胞崩壊、腎機能不全や薬剤によるカリウムの排出低下など、さまざまな原因が考えられます。
高カリウム血症ではどのような症状がありますか？
手足の筋力低下、脱力感、悪心や嘔吐などの胃腸症状、動悸、不整脈など、さまざまな症状が現れます。
高カリウム血症には初期症状はありますか？
軽度であれば無症状のことも多いですが、高くなると手足の筋力低下や吐き気、動悸などの症状が現れます。
高カリウム血症の場合、主にどのような治療をしますか？
高カリウム血症では、その程度と原因に応じた治療を行います。
高カリウム血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか？
症状だけで高カリウム血症を疑うことはできません。それまでみられなかった症状が出た際は、まず内科を受診しましょう。
高カリウム血症のセルフチェックはできますか？
高カリウム血症は症状だけで疑うことは難しいです。
高カリウム血症は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？
軽度ではポリスチレンスルホン酸ナトリウムなどの内服薬を使用することが多く、中等度〜重度では注射剤の使用などを行います。
高カリウム血症の場合、日常生活で気を付けることはありますか？
カリウムを多く含む食材を避け、カリウムを摂りすぎないように気をつけましょう。
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