「高カリウム血症」とはどのような病気ですか?
高カリウム血症とは、血清カリウム濃度が5.5mEq/L以上と非常に高くなった状態のことです。
カリウムとは、筋肉や神経細胞の働きを調整している電解質の一種で、人体に必要なミネラルの成分のひとつです。正常な状態では、体内のカリウムが多くなると腎臓を介して血液中から尿中に排出され、血中のカリウム濃度は3.5~5.0mEq/L程度に保たれています。
ただし、以下のようなことが原因でカリウム濃度が高くなりすぎると、筋肉や神経の興奮を引き起こしてしまい、人体に有害な作用が生じてしまいます。
- 腎臓が悪くなり、うまくカリウムを排出できなくなってしまう
- 極端に大量のカリウムを摂取してしまう
このように、血中のカリウム濃度が高くなった状態を「高カリウム血症」と呼びます。
公開日:
最終更新日:
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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