膿疱性乾癬は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

塗り薬や飲み薬が中心ですが、重症の場合は生物学的製剤などで治療することもあります。副作用は薬剤によりさまざまです。

解説

膿疱性乾癬の中でも皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)の面積が限られている場合は、まずはステロイドやビタミンD3という塗り薬で治療されることが多いです。
塗り薬の治療で効果が乏しい場合は、エトレチナート、メトトレキサートなどの飲み薬やナローバンドUVBと呼ばれる光線療法などを併用します。
それでも効果が乏しい場合や全身症状を伴うような重症例では、抗TNF-α抗体製剤、抗IL-17抗体製剤、抗IL-23抗体製剤、抗IL-36抗体製剤などの生物学的製剤で治療することもあります。

副作用は薬剤によりさまざまなものがありますので、皮膚科主治医とよく相談しましょう。

公開日

最終更新日

大阪府済生会泉尾病院 皮膚科

野村 祐輝 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

膿疱性乾癬

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

「膿疱性乾癬」とはどのような病気ですか?

無菌性の膿疱が主体の、乾癬という皮膚疾患の一病型です。

膿疱性乾癬の原因は何がありますか?

詳しい事は分かっていませんが、一部の病型では遺伝子異常が関連している可能性が示唆されています。

膿疱性乾癬ではどのような症状がありますか?

皮膚に無菌性の膿疱が多発し、時に発熱や全身倦怠感を伴うことがあります。

膿疱性乾癬が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

皮膚科を受診しましょう。

膿疱性乾癬が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

皮疹が広がってきている時や、発熱・倦怠感など全身に症状がある場合は病院を受診しましょう。

膿疱性乾癬のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

膿疱性乾癬で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

光線療法や顆粒球単球吸着除去療法などを併用することもあります。

膿疱性乾癬の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

生活習慣病は乾癬の増悪因子となることがあります。

尋常性乾癬が膿疱性乾癬になることはありますか?

尋常性乾癬から膿疱性乾癬へ移行することがあります。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら