膿疱性乾癬は、難病指定されていますか?
汎発型の膿疱性乾癬は、難病指定されています。
膿疱性乾癬はいくつかの病型に区別されます。膿疱性乾癬の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)が、体の一部だけ(手のひら、足の裏、指先など)に見られる病型(限局型と呼ばれます)や、環状の乾癬皮疹に小膿疱が混じる病型があります。
また、尋常性乾癬の患者さんに一時的に膿疱を生じることがあります。これらの病型は通常、全身の症状は軽度で、一時的であるため指定難病の対象外です。
一方、発熱、全身倦怠感、発赤や手足のむくみとともに、全身に膿疱が現れる重症な病型があります。このような病型は「汎発型」と呼ばれます。
また、妊娠中に生じる汎発型膿疱性乾癬は、「疱疹状膿痂疹(ほうしんじょうのうかしん)」という病名で呼ばれることがあります。
これらの病気は難病法の特定医療費助成の対象です。助成を受けるためには、まず難病指定医による診断と書類の提出が必要です。
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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