膿疱性乾癬は、難病指定されていますか?
汎発型の膿疱性乾癬は、難病指定されています。
膿疱性乾癬はいくつかの病型に区別されます。膿疱性乾癬の皮疹(ひしん:皮膚の赤みやブツブツ)が、体の一部だけ(手のひら、足の裏、指先など)に見られる病型(限局型と呼ばれます)や、環状の乾癬皮疹に小膿疱が混じる病型があります。
また、尋常性乾癬の患者さんに一時的に膿疱を生じることがあります。これらの病型は通常、全身の症状は軽度で、一時的であるため指定難病の対象外です。
一方、発熱、全身倦怠感、発赤や手足のむくみとともに、全身に膿疱が現れる重症な病型があります。このような病型は「汎発型」と呼ばれます。
また、妊娠中に生じる汎発型膿疱性乾癬は、「疱疹状膿痂疹(ほうしんじょうのうかしん)」という病名で呼ばれることがあります。
これらの病気は難病法の特定医療費助成の対象です。助成を受けるためには、まず難病指定医による診断と書類の提出が必要です。
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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「膿疱性乾癬」とはどのような病気ですか?
無菌性の膿疱が主体の、乾癬という皮膚疾患の一病型です。
膿疱性乾癬の原因は何がありますか?
詳しい事は分かっていませんが、一部の病型では遺伝子異常が関連している可能性が示唆されています。
膿疱性乾癬ではどのような症状がありますか?
皮膚に無菌性の膿疱が多発し、時に発熱や全身倦怠感を伴うことがあります。
膿疱性乾癬が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科を受診しましょう。
膿疱性乾癬が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
皮疹が広がってきている時や、発熱・倦怠感など全身に症状がある場合は病院を受診しましょう。
膿疱性乾癬のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
膿疱性乾癬は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
塗り薬や飲み薬が中心ですが、重症の場合は生物学的製剤などで治療することもあります。副作用は薬剤によりさまざまです。
膿疱性乾癬で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
光線療法や顆粒球単球吸着除去療法などを併用することもあります。
膿疱性乾癬の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
生活習慣病は乾癬の増悪因子となることがあります。
尋常性乾癬が膿疱性乾癬になることはありますか?
尋常性乾癬から膿疱性乾癬へ移行することがあります。
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