脳卒中の後遺症には何がありますか? 治療方法はあるのでしょうか?
運動麻痺、感覚麻痺、視野障害、失語症、高次機能障害、嚥下障害、排尿障害、認知症、鬱などが挙げられます。発症後すぐに日常動作訓練や言語訓練などのリハビリを開始することで後遺症の回復を促します。
血管が閉塞したり破綻したりした脳の部位に応じて、さまざまな症状が脳卒中の後遺症として残ってしまうことがあります。
具体的には、以下が挙げられます。
後遺症の一例
- 意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)
- 顔の歪み
- 身体の片側の麻痺や感覚障害
- 言葉が出ない・理解できない(失語症)
- 呂律が回らない
- 視野異常
- うまく呑み込めない(嚥下障害)
- 排尿障害
- 高次脳機能障害
- 脳卒中後うつ
など
それぞれの症状に対して、発症後早期からリハビリで機能訓練を行うことにより、後遺症の軽減を図ります。
上下肢の痙縮・運動機能低下に対しては、ボツリヌス毒素療法を行うことがあります。
うつ症状に対しては、薬物療法を行います。
公開日:
最終更新日:
病院勤務 脳神経内科
鈴木 智 監修
(参考文献)
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