褐色細胞腫の診断基準について教えてください。

褐色細胞腫は、「副腎髄質または傍神経節由来の腫瘍」があることに加え、病理・生化学・画像所見などを加味して診断されます。

解説

褐色細胞腫の診断基準の必須項目として、「副腎髄質または傍神経節由来の腫瘍」があることがあります。それに加えて、副項目があります。

具体的には、

  • 病理所見(クロモグラニンA陽性など)
  • 生化学所見(尿中メタネフリン分画やアドレナリン値の上昇
  • クロニジン負荷試験の抑制欠如)
  • 画像所見(腫瘍への123I-MIBGの取り込み)

があり、これらのいずれかを満たすことが必要です。

これらの組み合わせによって、確実例、ほぼ確実例、疑い例に分類します。

また、神経芽細胞腫などの他の病気を除外することも必要です。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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褐色細胞腫の手術後、痛みはありますか?また日常生活で気を付けることはありますか?

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褐色細胞腫とクロム親和性細胞の関係性を教えてください。

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