褐色細胞腫の手術後、痛みはありますか?また日常生活で気を付けることはありますか?

褐色細胞腫の術後に痛みが出る場合があり、術後しばらくは激しい運動などは控える必要があります。詳しくは主治医に相談しましょう。

解説

褐色細胞腫の治療の中心は腫瘍の摘出術であり、基本的には腹腔鏡というカメラを用いて侵襲の少ない手術を行います。

腫瘍径が大きい場合は、開腹で行うこともあり、いずれにせよ術後、痛みが生じる可能性はあります。

また、術後は一時的に低血圧になることもあり、血圧管理が非常に重要となります。

それに加えて、褐色細胞腫は手術で摘出した腫瘍の組織を詳しく調べても、良性・悪性の判別がつきにくいため、摘出術を行ったあとも、転移や再発などしていないかどうかを経過観察し続けることが必要です。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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関連するQ&A

褐色細胞腫の診断基準について教えてください。

褐色細胞腫は、「副腎髄質または傍神経節由来の腫瘍」があることに加え、病理・生化学・画像所見などを加味して診断されます。

褐色細胞腫を放置した場合の余命(生存率)はどのくらいですか?

残念ながら、褐色細胞腫を放置した場合の余命に関する報告はありません。しかし、悪性の褐色細胞腫全体での5年生存率、10年生存率はそれぞれ、79.9%、63.9%です。

褐色細胞腫とパラガングリオーマ(ppgl)の違いを教えてください。

褐色細胞腫は副腎髄質で発生しますが、パラガングリオーマは副腎の外で発生します。

褐色細胞腫とクロム親和性細胞の関係性を教えてください。

褐色細胞腫は、副腎髄質のクロム親和性細胞から発生する腫瘍です。

褐色細胞腫とカテコラミン(カテコールアミン)の関連性を教えてください。

褐色細胞腫では、カテコラミン(カテコールアミン)が過剰に分泌され、さまざまな症状が出ます。

褐色細胞腫が発生する「副腎」とはなんですか?

副腎は、腎臓の上にある小さな臓器で、左右に1対ずつあります。

褐色細胞腫の検査時に気を付けることはありますか?

ホルモン測定に影響を与える食事や薬があるため、検査時には注意が必要です。

褐色細胞腫の人の場合、死亡率はどれくらいですか?

手術による治癒切除をした場合には5年生存率は93.3%、10年生存率は74.7%とされています。

褐色細胞腫のスクリーニングとはなんですか?

褐色細胞腫が疑われる患者さんを、検査により振り分けることです。

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