外傷性鼓膜穿孔で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
鼓膜が自然に再生する過程を支える補助的な役割として薬が用いられます。
薬は鼓膜穿孔そのものを直接修復するわけではありませんが、感染を防ぎ炎症を抑えることで、自然治癒を促す役割を果たします。
外傷性鼓膜穿孔では、多くの場合、鼓膜が数週間から1〜2ヶ月ほどで自然に閉鎖します。その間に感染が起こると治癒が遅れたり、穿孔が拡大することがあるため、抗生物質の点耳や内服などで中耳炎の予防を行います。痛みがある場合には、鎮痛薬が併用されることもあります。一方で、穿孔が大きい場合や感染を繰り返す場合には自然閉鎖が難しく、鼓膜形成術という手術が必要になることもあります。
したがって、薬の治療はあくまで「鼓膜が自然に再生するための環境を整える」目的であり、定期的な耳鼻咽喉科での経過観察が大切です。
外傷性鼓膜穿孔について、特に知りたいことは何ですか?
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真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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