原発性掌蹠多汗症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬以外にも複数の治療法があります。
原発性掌蹠多汗症の薬が効かない場合、薬以外の治療法が選択されることもあります。
具体的には、
- ボツリヌス毒素局注療法(保険適用外):多汗が気になる箇所に複数カ所、注射をします。発汗を促す物質をブロックします。
- イオントフォレーシス:手のひらを水中、または濡れた布の上に置いて行います。水中で微弱な電流により発生させた水素イオンが、汗の出口を小さくします。
- 手術:発汗に関わっている交感神経の節を切除または焼灼します。主に手掌多汗症に対して行われますが、術後の合併症として、治療した部位とは異なる身体の部位からたくさんの汗をかく「代償性発汗」が生じることがあります。したがって、重症の多汗症で他の治療法が難しく、本人に強い希望がある場合に限ります。
これらのほかには、神経ブロック療法、レーザー療法などが行われることもあります。
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(参考文献)
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大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
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