皮膚感染症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
医師に相談し、薬の変更や追加の検査を検討します。
皮膚感染症で薬が効かない場合、以下のような対応を検討してください。
1. 医師への再相談
- 症状や経過を詳しく伝える
- 処方された薬の使用状況を正確に報告する
- 新たな症状や変化があれば伝える
2. 治療法の見直し
- 薬の種類や投与量の変更
- 併用療法の検討(例:局所療法と全身療法の組み合わせ)
- 治療期間の延長
3. 追加検査の実施
- 培養検査による原因菌の特定
- 薬剤感受性試験の実施
4. 専門医への紹介
- 皮膚科専門医や感染症専門医への相談
- 難治性感染症に詳しい医療機関への転院
5. 原因の再評価
- 感染以外の皮膚疾患の可能性を検討
- 基礎疾患(糖尿病など)の影響を確認
6. 生活習慣の見直し
- 衛生管理の徹底
- ストレス軽減や十分な睡眠など
7. 代替療法の検討
- 薬物以外の治療法の検討
- ただし、医師の指導のもとで行うことが重要
8. 耐性菌の可能性
- 薬剤耐性菌の検査
- 新たな抗生物質の選択
9. 患部の管理
- 適切な洗浄や保護
- 湿度管理や圧迫療法など
10. 長期的な経過観察
- 定期的な受診と経過報告
- 症状の変化を細かく記録
重要なのは、自己判断で治療を中止したり変更したりしないことです。必ず医師と相談しながら、適切な対応を進めていくことが大切です。治療に時間がかかる場合もありますが、根気強く取り組むことで改善の可能性が高まります。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
𝕏ユビー病気のQ&A
治療が必要な患者様へのお願い
皮膚感染症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。