ネフローゼ症候群は治りますか?
寛解(かんかい)といって、治った状態になる場合もありますが、タンパク尿の程度は軽くなっても寛解までにならない不完全例や、一度寛解してもまたタンパク尿をきたす再発例、もしくは治療が効かない難治例もあります。
ネフローゼ症候群は治療を始めてから、尿のなかにどれだけタンパク質が出なくなったかで治療効果が判定され、タンパク尿の程度によって、完全寛解、不完全寛解、無効と判断されます。
ネフローゼ症候群の種類によっても治療効果はさまざまで、微小変化型といわれるものは、初回治療で9割の完全寛解となりますが、再発が多いとされます。また、膜性腎症や巣状分節性糸球体硬化症といったタイプは完全寛解は7割にとどまると言われています。
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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