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B型肝炎
「B型肝炎」とは、B型肝炎ウイルスに血液や性行為、出産時の母子感染により感染することで発症する肝臓の病気です。急性肝炎では、発熱・倦怠感・悪心・嘔吐・黄疸などの症状が見られます。B型肝炎の発症はワクチンで予防することができます。主な診療科は消化器内科です。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
病気について
「B型肝炎」とはどのような病気ですか?
肝炎とは、何らかの原因で肝臓の細胞に炎症が起こり、細胞が破壊されていく病気です。B型肝炎ウイルスによって引き起こされた肝炎を、B型肝炎と言います。
B型肝炎は慢性化しますか?
急性B型肝炎は自然に治癒することが多く、ほとんどの場合は慢性化しませんが、近年では慢性化しやすいB型肝炎ウイルスの感染が広がってきているため、注意が必要です。
B型肝炎は劇症肝炎を起こしますか?
B型肝炎は劇症肝炎を引き起こします。劇症肝炎の原因の約40%はB型肝炎です。
B型肝炎ウイルスの感染経路にはどのようなものがありますか?性行為やお風呂、血液に触ることで感染しますか?
血液や体液を通じて感染します。感染の可能性は、性行為や血液の接触では高く、お風呂の共有では低いです。
B型肝炎がうつる確率はどのくらいですか?
感染する確率は、接触の状況などによって異なるため一概には言えません。
B型肝炎のキャリアとは何ですか?
B型肝炎ウイルスに持続的に感染している状態をキャリアと呼びます。
症状について
B型肝炎の原因や考えられる症状には何がありますか?
B型肝炎ウイルスに感染することで、B型肝炎になります。主な症状は、倦怠感、食欲低下、吐き気、黄疸などがあります。
B型肝炎には初期症状はありますか?
急性B型肝炎では、発熱、のどの痛み、頭痛など、風邪に似た初期症状が起きることがありますが、この段階で急性肝炎と診断することは難しいです。
B型肝炎のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えると、B型肝炎が疑わしいかどうかセルフチェックもできます。ただし、正確に診断をするためには、医療機関での診察や検査が必要です。
B型肝炎の急性肝炎ではどのような症状が見られますか?
主な症状は、食欲低下、吐き気、倦怠感、黄疸などがあります。
治療について
受診について
検査について
手続きや支援について
薬について
B型肝炎のワクチン(予防接種)はありますか?接種を受けるべきですか?
B型肝炎ワクチンはあります。WHOはすべての幼児と感染リスクのある成人のワクチン接種を推奨しています。
B型肝炎ワクチンにはどのような副反応がありますか?
発熱や接種部位の赤みや腫れなど、一般的なワクチンの副反応が起こる場合があります。
大人がB型肝炎ワクチンを接種する場合、費用や接種間隔(スケジュール)はどうなりますか?
費用は施設により異なります。まず4週間隔で2回、さらに初回から20~24週経過後に1回接種します。
医療従事者はB型肝炎ワクチンを接種しなければいけませんか?
B型肝炎の患者さんの血液や体液に接するリスクがあるため、B型肝炎ワクチンの接種が推奨されています。
(参考文献)
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