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C3腎症
「C3腎症」とは、補体と呼ばれる蛋白(タンパク)のうち、C3が腎臓に沈着し組織障害を起こす病気です。顔や足のむくみ、体重増加などの症状が見られます。検診で腎機能の低下や尿蛋白を指摘された場合や、むくみがある場合は内科を受診しましょう。必要に応じて、腎臓内科を受診して、詳しく調べてもらいましょう。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
病気について
「C3腎症」とはどのような病気ですか?
免疫に関わる「補体」という蛋白(タンパク)の経路が活性化し、補体が沈着して起こる腎臓の病気です。
C3腎症の原因は何がありますか?
遺伝子の異常、あるいは後天的に補体に対する抗体を獲得することで、補体の第二経路が活性化されてしまうことが原因です。
C3腎症の患者数はどのくらいですか?
正確な患者数はわかりませんが、まれな病気です。
C3腎症は小児でも発症しますか?
小児でも発症します。しかし腎生検が行われず、気づかれていない可能性もあります。
C3腎症にはどのようなガイドラインがありますか?
C3腎症の検査や治療について触れたガイドラインがひとつあります。
C3腎症は完治しますか?
腎障害の進行を遅らせる治療方法はありますが、完治に至る治療方法は確立していません。
C3腎症は難病ですか?
C3腎症は、国の指定難病です。
症状について
治療について
受診について
診断について
検査について
薬について
(参考文献)
Pickering MC, et al. Kidney Int. 2013, 84, 1079-1089.National Kidney Foundation.“Complement 3 Glomerulopathy (C3G): Knowing the Signs and Symptoms”.National Kidney Foundation.https://www.kidney.org/atoz/content/complement-3-glomerulopathy-c3g-knowing-signs-and-symptoms,(参照 2024-07-01).日本腎臓学会.“日本膜性増殖性糸球体腎炎/C3 腎症コホート研究”.日本腎臓学会.https://jsn.or.jp/member/registry/82.pdf,(参照 2024-07-01).難病情報センター.“一次性膜性増殖性糸球体腎炎(指定難病223)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4424,(参照 2024-07-01).日本腎臓学会. 「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023」. 東京医学社. 2023日本腎臓学会. 腎生検ガイドブック2020. 東京医学社. 2020
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