C型肝炎
「C型肝炎」とは、C型肝炎ウイルスに感染することによって起こる病気で、慢性肝炎や肝硬変、肝がんの原因になります。症状には黄疸や褐色尿、嘔吐などがありますが、無症状である人も多いです。治療では抗ウイルス薬や、肝臓の炎症を抑える薬を使用します。C型肝炎が疑われる場合は、消化器内科を受診しましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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C型肝炎ウイルスに感染することによって起こる病気で、肝硬変や肝臓がんの原因になります。
C型肝炎ウイルスに汚染された血液の輸血や注射器の使い回しにより、血液を介して感染します。
C型肝炎の方の余命は、患者さんの病状や年齢などのによって大きく異なります。
C型肝炎を治療しないまま放置すると、病気が進行し、肝硬変や肝がんを発症することがあります。
C型肝炎ウイルス(HCV)に対する抗体です。陽性の場合、感染の可能性が高いと判定されます。
いずれもウイルスに感染して肝臓に炎症が起こる病気ですが、感染経路やワクチンの有無に違いがあります。
治癒後の経過観察の期間は、患者さんの状態によります。主治医にご確認ください。
現時点で、C型肝炎を予防するためのワクチンは承認されておらず、予防接種はありません。
肝臓を保護し、肝機能を改善する方法です。グリチルリチン製剤やウルソデオキシコール酸などが使われます。
C型肝炎は性交渉で感染する可能性は低いと考えられています。
タトゥーを入れたときの感染確率は不明です。汚染した器具をそのまま用いることで感染する場合があります。
C型肝炎が母子感染する割合は、5~10%弱と考えられています。
触れた手指に傷口がない場合は石鹸で丁寧に洗ってください。傷口がある場合は受診を検討してください。
C型肝炎のキャリアとは、C型肝炎ウイルスに持続的に感染していることです。
C型肝炎の潜伏期間は2週間~6ヶ月です。多くの場合、感染初期は無症状で、そのまま肝炎が進行します。
症状について
感染者の血液を介して、C型肝炎ウイルスに感染することで起こります。
C型肝炎では自覚症状がないことが多いです。病状の進行に伴い黄疸や腹水が出現します。
急性肝炎・慢性肝炎ともに多くの場合は無症状です。急性肝炎の場合には、時に発熱、倦怠感、食思不振、吐き気、黄疸などの症状が見られることもあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
C型肝炎が進行すると、肝硬変から肝不全に陥ったり、肝がんを発症することがあります。
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(参考文献)
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