C型肝炎には初期症状はありますか?
C型肝炎は多くの場合、初期症状がほとんどありません。急性期には約80%が無症状とされ、発熱や倦怠感、黄疸などが現れることもあります。
C型肝炎の初期症状とは
C型肝炎ウイルス(HCV)に感染しても、初期の段階では症状が現れないことがほとんどです。感染者の約80%は急性期に無症状であるとされています(厚生労働省検疫所FORTH)。潜伏期間は2週間〜6ヶ月とされており、感染してもすぐには気づきにくい病気です。
C型肝炎の急性期に見られる症状
急性期に症状が現れる場合、以下のようなものがあります(厚生労働省検疫所FORTH)。
ただし、これらの症状は他の病気でも現れるため、C型肝炎と気づかれないまま経過することが少なくありません。感染後6ヶ月以内に約15〜45%の方はウイルスが自然に排除されますが、残りの方は慢性感染へ移行します(厚生労働省検疫所FORTH)。
C型肝炎が慢性化するとどうなる?
C型肝炎ウイルスに感染した方の60〜80%は、ウイルスが体内に残り続ける持続感染(慢性化)の状態になるとされています(肝炎情報センター)。慢性肝炎の段階ではほとんど自覚症状がなく、健康診断の血液検査で肝機能の異常を指摘されて、初めて気づくケースが多いのが特徴です。
C型肝炎の肝硬変への進行と症状
慢性肝炎を治療せずに放置すると、肝臓の組織が硬くなる肝硬変(かんこうへん)に進行することがあります。慢性肝炎の患者さんのうち30〜40%が約20年かけて肝硬変に進行するとされています(肝炎情報センター)。肝硬変が進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
さらに、肝硬変の状態では、年率約7%の割合で肝がんが発生する可能性があるとされています(肝炎情報センター)。
C型肝炎は検診での早期発見が重要
C型肝炎は初期症状がほとんどないため、血液検査による早期発見が重要です。自覚症状がなくても、過去に輸血や手術を受けた経験がある方や、肝機能の異常を指摘された方は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
日本肝臓学会 肝炎診療ガイドライン作成委員会編「C型肝炎治療ガイドライン(第8.4版)」2025年4月,(参照 2026-08-12).
厚生労働省検疫所FORTH「C型肝炎について(ファクトシート)」2017年 https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2017/12081116.html,(参照 2026-08-12).
肝炎情報センター(国立国際医療研究センター)「C型肝炎」 https://www.kanen.jihs.go.jp/sick/kinds/c_gata.html,(参照 2026-08-12).
厚生労働省検疫所FORTH「C型肝炎(Hepatitis C)」 https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name79.html,(参照 2026-08-12).
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