微小変化型ネフローゼ症候群とはなんですか?
一次性ネフローゼ症候群の重要な疾患で、電子顕微鏡ではじめて変化が観察されることから付いた病名です。
微小変化型ネフローゼ症候群は、本邦の一次性ネフローゼ症候群の約40%を占める重要な疾患です。
光学顕微鏡・蛍光抗体法の所見上、糸球体に明らかな異常が認められず、蛍光抗体法では免疫グロブリンや補体の特異的な沈着は認めないが、電子顕微鏡で観察して、ようやく足突起と呼ばれる構造が消失していることが観察されることから、微小変化と呼ばれます。
ステロイドに対する反応性は良好であり、90%以上の症例で寛解に至るとされていますが、頻回再発やステロイド依存性を呈する例があります。その場合にはリツキシマブが使用されることもあります。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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