成人T細胞白血病(ATL)の診断基準を教えてください。
ATLを疑う症状があり、抗HTLV-1抗体が陽性、腫瘍細胞の存在が検査で確認されれば、ほぼ確定です。
日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)によるATL症例の全国調査(1991年)の際、ATLの診断基準は以下とされました。
- (1) 組織学的および/または細胞学的にT細胞の表面抗原を有するリンパ系悪性腫瘍
- (2) 異常なTリンパ球がリンパ腫型を除いて常に末梢血中に存在すること。異常なTリンパ球として、flower cellと呼ばれる典型的な ATL 細胞と、慢性くすぶり型の特徴である切れ込みの入ったあるいは小葉状の核を持つ小型で成熟したTリンパ球の両者が含まれる
- (3) 診断時の血清中に HTLV-I ウイルスに対する抗体が存在
これらの所見により診断はほぼ確定できますが、厳密には、HTLV-1が腫瘍細胞に組み込まれていることを、サザンブロット法(southern blot)と呼ばれる検査で確認することで、確定診断となります(保険適用外)。
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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