10代や20代などの若年層でも成人T細胞白血病になるリスクはありますか?
human T‐lymphotropic virus type 1(HTLV‐1)感染の潜伏期間を考えると、極めてリスクは低いです。
成人T細胞白血病(ATL)の発症は、通常、HTLV-1感染後に数十年の潜伏期間を経てから起こります。
そのため、10代や20代といった若年層で発症することは非常にまれで、一般的に40代以降、特に50代や60代で多く見られます。
また、HTLV-1に感染しても大半の人は無症状で、ATLを発症するのはHTLV-1キャリアの約5%に限られます。
したがって、若年層でATLを発症するリスクは極めて低いといえます。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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