成人t細胞白血病の場合、余命や生存率はどのくらいですか?
病型や個々によって異なります。急性期型やリンパ腫型では1〜2年程度と短く、くすぶり型で腫瘍病変がないタイプは数年とさまざまです。
成人T細胞白血病(ATL)の余命は、病型や治療の反応によって大きく異なります。
ATLは急性型、リンパ腫型、慢性型、くすぶり型という4つのタイプに分類されます。
急性型およびリンパ腫型
進行が早く、治療が難しいタイプです。多くの方の余命は1~2年程度です。4年後に生存している方の割合を示す「4年生存率」は、2010~2011年にATLを発症した770人の全国予後調査において急性型16.8%、 リンパ腫型19.6%と報告されています。
慢性型およびくすぶり型
進行が比較的遅いタイプです。治療により数年の生存が可能ですが、急性型に進行することがあります。「4年生存率」は慢性型で62.1%、 くすぶり型で59.8%と報告されています。
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最終更新日:
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
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