成人T細胞白血病を放置するとどうなりますか?
白血病細胞は多臓器に浸潤し、高カルシウム血症や感染症を引き起こし、致命的となる可能性があります。
成人T細胞白血病 /リンパ腫(ATLL)は以下の4つの病型に分類されます。
- 急性型
- リンパ腫型
- 慢性型
- くすぶり型
急性型、リンパ腫型および一部の予後不良因子を有する慢性型は、アグレッシブATLと言われ、急速な経過を辿ることが多いことが知られており、治療の対象となります。
一方、予後不良因子を有しない慢性型とくすぶり型は、比較的緩徐な経過を呈することからインドレントATLといわれ、アグレッシブATLの状態に進行するまで無治療で経過観察することとなっています。
以上より、ここでは「成人T細胞白血病を放置する」という状態を、アグレッシブATLの患者さんを治療しない場合と考え、どのような症状を呈し、悪化していくのかを以下にご説明します。
まず、ATL細胞が多臓器に浸潤し、消化器、呼吸器、神経症状など多彩な症状を呈します。約35%の症例で高カルシウム血症を合併することが特徴的で、多尿、便秘、錯乱、昏睡、腎障害をきたすことがあります。
また、カンジダ症などの真菌症、単純ヘルペス、帯状疱疹、サイトメガロウイルスなどのウイルス感染症、ニューモシスチス肺炎などの日和見感染(免疫系の機能不全により通常は感染しないような病原体に感染すること)をしばしばきたし、致命的となりえます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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