慢性腎臓病(CKD)の食事療法の参考として、低タンパク質の食材の一覧を教えてください。

慢性腎臓病ではにしんや牛肩ロースなどの低タンパク質の食材を選ぶことが重要です。詳しくは栄養士などに相談してください。

解説

たんぱく質は、脂質や糖質と異なり、代謝の過程で窒素化合物という老廃物を生成します。

この老廃物は腎臓でろ過され、尿として排出されますが、過剰なタンパク質摂取は腎臓に大きな負担をかけ、腎機能の低下を招く可能性があります。そのため、腎臓病の食事療法においては、タンパク質の摂取制限が非常に重要となります。

低タンパク質の食材には、以下のようなものがあります。

  • しらうお
  • はたはた
  • わかさぎ
  • どじょう
  • たちうお
  • にしん
  • たら
  • あなご
  • かまぼこ
  • 牛肩ロース
  • 牛肉バラ
  • 牛肉もも
  • 豚肉肩ロース
  • 豚肉バラ

詳細な食事療法については、栄養士の指導を受け、成分表でタンパク質含有量を確認することが重要です。食品の成分値は季節や産地によって変動するため、注意が必要です。
(参考:「慢性腎臓病(CKD)の場合、食事で気をつけることはありますか?」)

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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関連するQ&A

「慢性腎臓病(CKD)」とはどのような病気ですか?

蛋白尿や腎臓の機能低下が続く状態です。心筋梗塞や脳卒中のリスクにもなります。

慢性腎臓病(CKD)の原因は何がありますか?

腎臓の組織の炎症、遺伝による腎臓の異常、糖尿病や高血圧などの生活習慣病などが原因となります。

慢性腎臓病(CKD)ではどのような症状がありますか?

病状が進行すると、むくみや尿量の増減、倦怠感、貧血、吐き気、頭痛などの症状が出ます。

慢性腎臓病(CKD)には初期症状はありますか?

初期には症状が出にくいため、定期的な健康診断が重要です。夜の頻尿や倦怠感が最初に出やすいとされます。

慢性腎臓病(CKD)の場合、主にどのような治療をしますか?

減塩や低タンパクなどの食事療法、運動や禁煙など生活習慣の改善、高血圧や糖尿病の治療を行います。

慢性腎臓病(CKD)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

症状が現れた際はすぐに内科、腎臓内科を受診しましょう。

慢性腎臓病(CKD)のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目や症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えると慢性腎臓病が疑わしいかの手掛かりになります。

腎機能とクレアチニンは関係がありますか?

クレアチニンは血中の老廃物です。腎機能が悪くなると、尿から排出できず血中にたまって値が上昇します。

慢性腎臓病(CKD)の場合、食事で気をつけることはありますか?

低タンパク食、塩分制限、カリウムとリンの制限(果物やいも類などの制限)を行います。

慢性腎臓病(CKD)のステージごとの余命はどのくらいですか?

報告によりさまざまですが一般人口と比べると短いと言えます。

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