慢性腎臓病(CKD)と高血圧の関係性を教えてください。
腎臓が悪くなると余分な水分が体にたまり高血圧になります。高血圧になると腎臓も悪くなります。
慢性腎臓病(CKD)では、余分な水分を腎臓から体外に排泄することが十分にできなくなります。
そのため、体に余分な水分が溜まり、体がむくみやすくなったり、血圧が高くなったりします。
逆に、もともと高血圧があると、腎臓に負担がかかり、糸球体と呼ばれる腎臓でろ過をする血管が壊れて、腎機能が低下したりします。
CKDと高血圧は、互いに悪く作用し合う関係にあります。塩分を控えたり、利尿薬や降圧薬などを使用して、適切な体液量と血圧を維持することが重要です。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
日本腎臓学会.3.腎臓がわるくなったときの症状.一般社団法人 日本腎臓学会|Japanese Society of Nephrology,https://jsn.or.jp/general/kidneydisease/symptoms03.php#p-008(参照 2025-05-12)
Japanese Society of Nephrology. Essential points from evidence-based clinical practice guideline for chronic kidney disease 2023. Clin Exp Nephrol. 2024, 28, 473-495..
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