慢性腎臓病(CKD)とネフローゼ症候群の違いを教えてください。
CKDは腎臓の機能が低下した状態で、ネフローゼ症候群は尿に大量の蛋白が漏れる状態です。
慢性腎臓病(CKD)は腎臓の機能が低下した状態です。
老廃物の除去ができなくなる、水やミネラルのバランスがとれなくなる、貧血が進行したり、骨がもろくなったりします。
自分の腎臓で代償できなくなると、透析などの腎代替療法が必要となります。
ネフローゼ症候群は、腎臓のろ過をする糸球体の異常によって、本来は漏れることのない蛋白が漏れてしまう状態のことを言います。
ネフローゼ症候群により、蛋白が漏れ続けると腎臓に負担がかかり、CKDに至る可能性がありますので、ネフローゼ症候群が疑われる場合には、腎臓内科を受診してください。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
Japanese Society of Nephrology. Essential points from evidence-based clinical practice guideline for chronic kidney disease 2023. Clin Exp Nephrol. 2024, 28, 473-495..
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)難治性腎障害に関する調査研究班. エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン2020. 東京医学社. 2020
日本腎臓学会ほか.腎臓の病気について調べる.一般社団法人 日本腎臓学会,https://jsn.or.jp/general/kidneydisease/(参照 2025-05-12)
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