「PFAPA症候群」とはどのような病気ですか?

3~8週間の周期で規則的に高熱を繰り返す病気で、通常は5歳までに発症します。

解説

PFAPA症候群は「Periodic fever, aphthous stomatitis, pharyngitis, and adenitis」(周期性発熱、アフタ性口内炎・咽頭炎・リンパ節炎)の略です。
名称の通り、アフタ性口内炎、咽頭炎/扁桃炎、頸部リンパ節炎を主症状とする症候群です。
また、3~8週間の周期で規則的に39℃を超える発熱を繰り返します。

通常は5歳までに発症し、自然軽快します。ただし、5歳以上や成人で発症することもあり、このような場合は、成人期まで症状が持ち越されるといった患者さんの例も報告されています。

公開日

最終更新日

亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科

小田 修宏 監修

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PFAPA症候群

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関連するQ&A

PFAPA症候群の原因は何がありますか?

原因はまだ明らかではありませんが、免疫機能に何らかの異常が生じていると考えられています。

PFAPA症候群ではどのような症状がありますか?

3~6日ほど続く39℃以上の高熱が、月に一度ほど生じます。また、喉やリンパ節の腫れ、口内炎なども現れます。

PFAPA症候群には初期症状はありますか?

初期症状として、発熱や咽頭痛、頭痛や全身の倦怠感が現れることがあります。

PFAPA症候群の場合、主にどのような治療をしますか?

発熱を抑えるために、ステロイドを使用します。また、特に症状が重い場合は扁桃腺を手術で摘出します。

PFAPA症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

5歳までの子どもに繰り返し発熱が起こる場合、PFAPA症候群の可能性がありますので小児科を受診しましょう。

PFAPA症候群のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

PFAPA症候群の診断基準はどのようなものですか?

毎月繰り返す高熱、首のリンパ節の腫れ、発熱がないときは無症状であること、などの症状により診断されます。

PFAPA症候群は難病に指定されていますか?

PFAPA症候群は、国が定める指定難病には含まれていません。

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