結膜炎は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？

結膜炎は、感染やアレルギーに伴って症状が出ることがあります。

1）感染性結膜炎

感染性結膜炎の場合には、抗生物質の点眼や軟膏を使用して、症状の改善があるかどうかを確かめます。
症状の改善が乏しい場合には、抗生物質の種類を変更することや所見に応じて点眼・軟膏を調整することがあります。
特に結膜炎以外に角膜や眼内の炎症の有無によっては、ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬を使用することがあります。

2）アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎の場合は、抗アレルギー薬を使い、症状が重い場合はステロイド点眼薬を併用します。
重症の場合には、免疫抑制点眼薬やステロイド内服薬を併用することがあります。
抗生物質点眼薬の副作用は、抗生物質に対するアレルギー反応が出る場合があり、使用できないことがあります。
アレルギー薬は一般的に副作用は少なく使用しやすいですが、ステロイド点眼や内服薬を使用する場合には眼圧に注意が必要になります。
また、ステロイドを長期に使用する場合には、免疫が抑えられるため感染症に注意が必要になることや白内障などの影響もあります。