結膜炎の感染力はいつまで続きますか?
結膜炎の感染力が続く期間は、原因によって異なります。
ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎)の場合
流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスは、発症前から発症後2週間程度まで感染力を持ちます。
特に症状が強い発症後5〜7日間は感染力が最も高く、目やに(めやに)や涙を介して簡単に他人にうつるため、この期間は外出や職場・学校への出席を控えるべきです。
感染力が完全になくなるのは、充血や目やに(めやに)が消えた後も数日間かかることがあるため、医師の診断を受けてから復帰するのが望ましいです。
細菌性結膜炎の場合
適切な抗菌薬治療を開始すれば、1〜2日後には感染力が大幅に低下し、通常は3〜5日以内に治癒します。
目やに(めやに)の量が減り、充血が落ち着いていれば、感染のリスクは低くなります。
ただし、抗菌薬を使用せずに放置すると長引く可能性があるため、しっかり治療を続けることが重要です。
アレルギー性結膜炎の場合
感染性はありません。アレルギー反応による結膜炎のため、人にうつることはなく、症状が軽ければ日常生活を続けても問題ありません。
ただし、こすりすぎると角膜を傷つける可能性があるため注意が必要です。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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