一過性脳虚血発作の入院日数はどのくらいですか?
1〜7日程度です。
基本的に入院で治療、精査を行います。内服薬や点滴薬で再発予防の治療を行いつつ、脳梗塞のリスク因子の検査やそれに対する治療を行います。
また、一過性脳虚血発作の定義として、脳の画像検査で所見がなく、24時間以内に症状が収まることがあります。
脳梗塞ではなく、一過性脳虚血発作で診断は正しいのか判断するために翌日にも再度画像検査を行うことが多いです。
脳の画像検査は、5mm程度の幅で撮影された画像であるため、その5mmの間にちょうど隠れてしまった病巣や、前日には画像上に現れていなかった病巣を見落とさないために行います。
脳梗塞の診断となってしまうと、後遺症が残る可能性もありますので、慎重に検査を行います。一過性脳虚血発作の診断で確定すれば、リスク因子の検査が終われば退院となることが多いです。
ただし24〜48時間以内は脳梗塞発症の可能性が高い時期なので、この時期は病院にいた方が安全でしょう。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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