破傷風が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
外傷後3週間以内に開口障害などが出始めた場合には、すぐに受診するようにしてください。
破傷風は致死率が高い感染症です。治療の遅れによる重症化を防ぐため、破傷風が疑われる場合には症状の程度に関わらず、なるべく早く受診してください。
破傷風の典型的な初期症状としては、口を開けにくくなる症状(開口障害)があり、食物摂取が困難になります。
肩こり、歯ぎしり、寝汗、舌のもつれ、顔の歪み、歩行障害などが起こることもあります。これらの症状は、必ずしもすべてが現れるわけではありません。
また、自律神経の亢進症状もよくみられ、早期症状としてイライラや、落ち着きのなさ、発汗や頻脈などがあります。これらの症状は、他の疾患でもみられるため、破傷風特有の症状とは限りません。
潜伏期間は3日から3週間ですので、外傷後にこのような症状が出た場合や、少しでも気になる症状があれば、気付いた時点で受診するようにしてください。
特に、深い傷や汚染された傷の場合は、より注意が必要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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