破傷風で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬を投与しても進行してしまった場合には、症状により人工呼吸などの全身管理となります。
基本的に、抗破傷風ヒト免疫グロブリンや抗菌薬の投与をしたあとは、症状を和らげるための治療を行うことになります。
症状に対する治療としては、ジアゼパムなどの抗けいれん薬が投与されたり、呼吸に障害が出ている場合には人工呼吸などの全身管理が実施されます。
最も生命が危険な時期は、発症後2~3週間の第Ⅲ期と呼ばれる時期です。
第Ⅲ期では、頸部から背筋が緊張することにより、全身けいれんを起こしたり、背をそらしたような姿になります。
また、喉頭けいれん・横隔膜けいれんが起こるため、人工呼吸などの全身管理が必要になります。
この時期を乗り越えると、次第に症状は回復していきます。しかし、再度状態が悪くなるケースもあるので、注意が必要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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