膀胱癌手術後の痛みや血尿はいつまで続きますか?
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)後の痛みや血尿は、通常、数日~1週間程度でおさまります。
治療と検査を兼ねて行われる経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)のあとの痛みや血尿は、数日~1週間程度でおさまることが一般的です。1~2週間ほどで、治療前と同じような日常生活を送れるようになる方が多いです。
ただし、患者さんによって、症状が治まるまでの期間には個人差があります。肉眼的な血尿が続いている場合は、水分をやや多めに摂取し、アルコールの摂取は控えるようにしてください。
それでも症状が長引いたり、出血量が多い(血尿の色が濃い)場合には、担当医や医療スタッフにご相談ください。また、通院中の病院に電話をして受診が必要か確認することもできます。
術後には膀胱の内側に傷ができるため、一時的に膀胱炎様の症状が現れることがあります。特に腫瘍が比較的大きかった場合は、膀胱が膨らみにくくなり、術後に頻尿が長期的に続くこともあります。
膀胱全摘除術の場合、膀胱と周囲の臓器を切除するため、症状が治まるまでの期間はさらに長くなります。一般的には2~3ヶ月から半年程度で日常生活でのトラブルが少なくなる方が多いです。
ただし、腸を用いる手術が行われた場合は、術後に腸閉塞や食事に関連する痛みが生じることがありますので注意が必要です。
どのような場合でも、不安な点や疑問点がある場合には、我慢せずに担当医や医療スタッフに遠慮なくご相談ください。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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