手術後に抗生剤を使うのはなぜですか?
手術によって引き起こされる細菌感染症を予防するためです。
手術後に抗生物質が使われる主な理由は、手術部位感染(SSI)と呼ばれる、手術によって引き起こされる細菌感染症を予防するためです。
手術中は、患者さんの皮膚や体内の組織が外部環境にさらされるため、細菌が侵入しやすくなります。
抗生物質は、これらの細菌の増殖を抑えて、感染症の発症リスクを減らす役割を持っています。
手術の種類や患者さんの状態に応じて、使用される抗生物質の種類や投与期間が決定されます。
一般的に長時間におよぶ手術や、出血量が多くなる手術、部品を体内に留置する手術は、細菌感染症を起こすリスクが高くなります。
また、糖尿病や抗がん剤を使用している患者さんなど、免疫力の低下している方も同様にリスクが高くなります。通常、手術前には抗生物質の投与を開始し、手術後も一定期間継続されるのが一般的です。
一方で、抗生物質の過剰な使用は薬による副作用(腎障害や肝臓障害など)や、薬剤耐性菌の出現を招く可能性があるため適切な使用が求められます。
抗生物質の投与期間は、手術の種類や患者さんの状態によって異なりますが、一般的には手術当日を含めて長くても3日以内に終了します。
手術後の細菌感染症のリスクを考慮しながら、必要最小限の抗生物質を使用することが重要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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