浸潤性乳管癌のステージIでは、どのような治療を行いますか?
ステージIの場合にはまずは手術を行うことが一般的です。
浸潤性乳管癌のステージIは、しこりの大きさが2cm以下でリンパ節転移がない早期の状態です。治療の中心は手術で、乳房を部分的に切除する方法と全摘する方法があります。温存手術の場合は通常、術後に放射線治療を行います。
さらに、がんの性質(ホルモン受容体やHER2の有無)に応じて、内分泌療法や抗HER2療法、化学療法などの術後補助療法を追加します。早期でも再発を防ぐため、個々のタイプに合わせ、リスクに合わせた治療選択が重要です。
術後補助療法(サブタイプ別)
- ホルモン受容体陽性:内分泌療法
- HER2陽性:抗HER2療法+化学療法(浸潤の大きさが7mm以上の場合)
- トリプルネガティブ:化学療法。しかし、ここでも、増殖のスピードの指標であるKi67の数値や家族歴などさまざまな因子が絡むことで治療が複雑に変化するため、ご自身のタイプをきっちり型にはめることが困難な場合もあります。
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東京女子医科大学附属足立医療センター 乳腺外科
湯川 寛子 監修
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