生え際の後退を遅らせる方法はありますか?
頭皮ケアや生活習慣の改善などの他に、治療で改善させることができます。
生え際が後退してくる場合、多いのは男性型脱毛症(AGA)ですが、他に牽引性脱毛症、円形脱毛症(蛇行型)などが考えられます。
AGAでは生え際がM字型に後退していき、円形脱毛症(蛇行型)では生え際が帯状に後退します。牽引性脱毛症では髪の毛を強くひっぱるような髪型が原因となるため、ひっぱられている部分が後退してきます。
進行を抑えたり改善させるためには以下のような方法があります。
頭皮ケア
- 自分の頭皮にあったシャンプー・トリートメントを使用し、乾燥したり脂っこくならないよう清潔に保つ
- ポニーテールなどの髪を強くひっぱるようなタイトな髪型を避ける
- タイトな髪型の際に髪を固めるような整髪料の使用を極力控える
生活習慣の改善
- 規則正しい生活を送る
- ビタミンやミネラルを豊富に含むバランスの取れた食事を心がける
- 適度な運動をする(AGAでは1時間の有酸素運動が効果的だったとする報告があります)
- 禁煙する
- 肉体的、精神的ストレスがかからないようにする
治療
原因に応じた治療を行うことができます。AGAの治療では塗り薬、飲み薬、レーザー、植毛手術などが行われます。詳細は「AGA(男性型脱毛症)の場合、主にどのような治療をしますか?」をご参照ください。牽引性脱毛症であれば、毛髪にかかる負担をなくすのが治療の基本ですが、場合によって塗り薬を使用したり、植毛手術などが行われることもあります。
適切な診断や改善のためのアドバイスのため、生え際の後退に気付いたら一度医療機関を受診してみることをおすすめします。
AGAの治療においては、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
オンライン診療サービスについては以下のQ&Aもあわせてご参照ください。
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東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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