不眠症(睡眠障害)の検査入院では、どのような検査を行いますか?
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)、反復睡眠潜時検査(MSLT)、質問紙などが考えられます。
不眠症などの睡眠障害の検査入院では、主に終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)が行われると考えられます。
病院に1泊入院し、専用の検査機器で睡眠の質やレム睡眠・ノンレム睡眠などの睡眠段階、無呼吸や低呼吸の頻度、いびきや低酸素の程度、下肢の運動などの詳しい睡眠の様子を評価するためです。
不眠の程度や、睡眠時無呼吸症候群など、他の病気がないかどうかも確認します。また、昼間の眠気が強い場合は、眠りやすさを調べる反復睡眠潜時検査(MSLT)も行われることがあります。
スクリーニングや重症度を評価するため、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)などの質問紙の利用や、睡眠の記録などを行うよう指示されることもあります。
実際に検査を行うことになった際は、検査の流れや項目を医師に確認するとよいでしょう。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
.“覚醒維持検査運用マニュアル”.日本睡眠学会.https://jssr.jp/pdf/20240530.pdf,(参照 2025-07-17).
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン作成委員会. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020 CQ12 P31,32. 南江堂, 2020.
野田明子ほか. 認知症予防のための検査特集 2017 第3章 睡眠検査. 医学検査. 2017, 66, 95~105.
Hsiao-Yean Chiu et al. A meta-analysis of diagnostic accuracy of three screening tools for insomnia. Journal of Psychosomatic Research. 2016, 87, 85-92.
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